[2026年3月受注]
【背景】
石垣島は美しいサンゴ礁が広がる観光地として知られ、ブランド牛の「石垣牛」やサトウキビ、パイナップルなどの栽培も非常に盛んな、沖縄県内でも屈指の農業地帯です。しかし、夏 場 には深刻な水不足になることもあり、1971年の大干ばつでは農作物が壊滅的なダメージを受けたこともあります。このような水不足の対策として、島 内 にはダムや水利施設が整備されてきましたが、今 回 工 事 を行う宮良加圧機場は宮良川から取水した農業用水を安定して農地へと送り届ける、島 の農業にとって極めて重要なインフラ施設です。
【課題】
設備の老朽化への対策:本機場は1983年の稼働開始から40年以上が経過し、老朽化が進んで不具合が生じるようになりました。
昼夜を問わない運転:近隣の類似施設では電気料金の安い夜間にポンプを動かしていますが、本機場が送水する地域では、昼 間もスプリンクラーによる散水を要するため、電 力 コストの負担が増大していました。
高額な電気料金の負担:電気料金を含む維持管理費が土地改良区の財政を圧迫するため、その削減が強く求められていました。
【ソリューション】
電気料金削減という課題解決のため、今 回 の工事ではいくつかの取り組みが行われます。
インバータ制御の導入:メインとなる加圧ポンプは、インバータによる回転速度制御を行います。時間帯や天候によって変動する水の使用状況に合わせ、最適化された無駄の少ない運転を行います。
高効率機器の採用:使用するポンプやモータにエネルギー効率が高い製品を採用し、機器そのものの省エネ効果を向上させます。
水消費に合わせた送水システム:散水があまり行われない(水の使用量が少ない)時間帯には、大型の加圧ポンプを停止し、消 費電力が小さい「保圧ポンプ」と「圧力タンク」の組み合わせで給水を行います。 本工事によって、宮良加圧機場は環境に優しく効率的な「省エネ・スマート機場」へと生まれ変わります。地域の経済的負担を大きく軽減するとともに、農家の方々へいつでも必要な水を安定供給できる環境づくりを、トリシマは確かな技術で支えていきます。
| ポンプ名称 | 3号幹線加圧ポンプ | 3号幹線保圧ポンプ | 4号幹線加圧ポンプ | 4号幹線保圧ポンプ | 6号幹線加圧ポンプ | 6号幹線保圧ポンプ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 口径・形式 | MMK-E125/1 | MMK-E50/4 | CDM200×150GN | MMK-E65/4 | CE80-33 | MMK-E50/3 |
| 台 数 | 1台 | 1台 | 2台 | 2台 | 1台 | 1台 |
| 原動機容量 | 22 kW | 1台3.7 kW | 90 kW | 7.5 kW | 15 kW | 3.7 kW |