IR情報
CEOメッセージ
4年連続の増収増益を達成。
中期経営計画も、想定以上のペースで進んでいます。
2024年5月
代表取締役CEO
株主・投資家の皆さまにおかれましては、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
私たちトリシマは、1919年に大阪市酉島町で創業して以来、人の暮らしと産業の発展に欠かせないポンプの提供を通して、広く社会に貢献しながら成長を遂げてきました。中期経営計画Beyond110の3年目となる2023年度は、売上高811億円、営業利益68億円といずれも4年連続の過去最高の業績を達成することができました。それに合わせてBeyond110の最終年度となる2029年度の目標も、大型特需込みで売上CAGR6.5%、営業利益率10%以上、ROE10%以上と上方修正いたしました。
2002年にトリシマ・グローバル・チーム(TGT)を立ち上げ、海外展開を本格化してから20年超。発足当時わずか3拠点だった海外拠点も今や世界22ヶ国31拠点に拡大。この間、基幹システムの刷新や生産体制の効率化、サービス事業の推進、人財の多様化などを推し進め、筋肉質な経営体制を構築し、収益性も着実に向上してきました。
世界は今、コロナ禍がもたらしたパラダイムシフトを経て、これまでにないスピードでの変革が求められています。コロナ以前から課題となっていた気候変動やコーポレート・ガバナンスへの対応、コロナ禍で加速したデジタル化、働き方改革の推進、人材確保の競争激化など、企業を取り巻く環境は刻々と変わっています。
そんななかで私たちはポンプメーカーとして何ができるのか。まずは本業のポンプの高効率化を徹底的に進め、CO2と消費電力を削減。二酸化炭素を出さないアンモニアや水素などクリーンエネルギーを扱うポンプの開発。異常気象により頻発する大雨の被害を軽減するポンプの提供。そして、回転機械の保守管理をデータで行うスマートメンテナンスの提供など、GX(グリーン・トランスフォーメーション)とDX(デジタル・トランスフォーメーション)の二刀流でこれからも従業員一同邁進し、社会貢献と事業の成長の両立を追求してまいります。
そして、株主・投資家様をはじめとするステークホルダーの皆様と建設的な対話を重ね、より一層、企業価値の向上に努めてまいります。
今後とも引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。