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CEOメッセージ

代表取締役社長 原田 耕太郎

さまざまな取組みが奏功し、
3年連続の過去最高を達成できました。

2023年5月

代表取締役CEO
原田耕太郎

株主・投資家の皆さまにおかれましては、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

私たちトリシマは、1919年に大阪市酉島町で創業して以来、人の暮らしと産業の発展に欠かせないポンプの提供を通して、広く社会に貢献しながら成長を遂げてきました。中期経営計画Beyond110の2年目となる2022年度は、売上高647億円、営業利益59億円といずれも3年連続の過去最高の業績を達成することができました。

2002年にトリシマ・グローバル・チーム(TGT)を立ち上げ、海外展開を本格化してから20年。発足当時わずか3拠点だった海外拠点も今や世界18ヶ国28拠点に拡大。この間、基幹システムの刷新や生産体制の効率化、サービス事業の推進、人財の多様化などを推し進め、筋肉質な経営体制を構築し、収益性も着実に向上してきました。

世界は今、コロナ禍がもたらしたパラダイムシフトを経て、これまでにないスピードでの変革が求められています。コロナ以前から課題となっていた気候変動やコーポレート・ガバナンスへの対応、コロナ禍で加速したデジタル化、働き方改革の推進、人材確保の競争激化など、企業を取り巻く環境は刻々と変わっています。

そんななかで私たちはポンプメーカーとして何ができるのか。まずは本業のポンプの高効率化を徹底的に進め、CO2と消費電力を削減。二酸化炭素を出さないアンモニアや水素などクリーンエネルギーを扱うポンプの開発。異常気象により頻発する大雨の被害を軽減するポンプの提供。そして、回転機械の保守管理をデータで行うスマートメンテナンスの提供など、GX(グリーン・トランスフォーメーション)とDX(デジタル・トランスフォーメーション)の二刀流でこれからも従業員一同邁進し、社会貢献と事業の成長の両立を追求してまいります。

そして、株主・投資家様をはじめとするステークホルダーの皆様と建設的な対話を重ね、より一層、企業価値の向上に努めてまいります。
今後とも引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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