IR情報
トリシマ早わかり
受注構成
Breakdown of Orders
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需要先(納入先)

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事業領域

あゆみ
History
創業時から「技術のトリシマ」の礎を築き、国内大手3社の一角へ成長
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- 1919年
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ポンプのエンジニア竹尾秋助氏らによって、大阪市西区(現此花区)酉島(とりしま)町で創業

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- 1927年
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農業用ポンプで全国一位に認定されるなど「技術のトリシマ」としての礎を築く。しかしその後、戦中戦後の混乱で経営は低迷。

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- 1949年
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元銀行マンの原田龍平氏が入社。「ポンプの仕事は今後必ず大きくなる」との信念と情熱で経営を再建。トリシマを100年企業とした中興の祖。

メカニカルシールの組織的開発に着手。

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- 1952年
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発電所の大型高圧化に伴いボイラ給水ポンプも高圧化。

日本の産業の発展、上下水道インフラ整備とともに事業拡大
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- 1955年
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東洋最大規模の排水機場向け大型ポンプを受注、農林水産省より表彰

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- 1958年
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先進技術導入の国際化に伴い西ドイツの世界的ポンプメーカーと技術提携

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- 1975年〜
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中東の海水淡水化プラントをはじめ、海外プラント向けポンプの受注拡大


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- 1978年
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海外初の拠点をシンガポールに設立

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- 1981年
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東京証券取引所一部に上場

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- 1985年
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インドネシアに海外初の製造工場を設立

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- 1990年
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小型標準ポンプの製造拠点(株)九州トリシマ設立

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- 1994年
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香港にTorishima (Hong Kong) Ltd.設立

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- 2002年〜
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TGT(トリシマ・グローバル・チーム)を発足し、海外展開を本格化。中東、ヨーロッパ、アメリカ、アジアと拠点を広げ、2007年度には海外売上50%を超えるまでに。

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- 2009年
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UAEドバイにTorishima Service Solutions Fzcoを立ち上げ、サービス事業を本格化、サービスネットワークを拡大

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- 2009年
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ポンプの省エネを推進する「ポンプdeエコ」活動を開始。2014年度には省エネ大賞を受賞


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- 2019年
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創業100周年を機に、時代に合わせて企業理念と行動指針を刷新。

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- 2021年
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新本社工場ビル竣工。創業110周年にあたる2029年を見据えた中期経営計画 Beyond110を策定

数字で見るトリシマ
Data
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創業
1919年
トリシマの創業は、1919年。大阪市西区(現此花区)の酉島(トリシマ)町というところで産声をあげました。現在USJで知られるユニバーサル・スタジオ・ジャパンが広がるあたりです。
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売上高
865億
(2024年度)
創業以来、着実に売上高を伸ばし、2020年度に初の500億円を突破。以降、5年連続の過去最高を更新しています。
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従業員数
1,921人
(2025年3月末時点)
トリシマの連結従業員は1,921名(単体1,275名)で、このうち4割は外国人。言葉も文化も違う多様な人財が、それぞれの個性と強みを活かしながら活躍しています。
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100カ国以上
北はアイスランドから南はニュージーランド、地球の裏側チリまで、トリシマがこれまでポンプを納めてきた国は、世界100ヶ国以上に広がっています。
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4,200m
トリシマのなかでももっとも高圧力のポンプは、富士山より高く、4,200mまで水を上げられます。発電所の中でも重要な役割を担うボイラ給水ポンプとして活躍しています。
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5秒
トリシマのなかでももっとも大容量のポンプは、25mのプールを5秒で空っぽにします。大雨のときに一気に大量の雨水を吐き出すなど、浸水から人と街を守っています。
トリシマの強み
Strengths
100年の歴史で培った高い技術力
Point 1.
大型・高圧ポンプを製造できる世界でも数少ないポンプメーカー
トリシマが得意とするポンプは、上下水道施設や発電所などで使われる大型・高圧ポンプです。たとえば、「ものすごい大量の水を送るポンプ」では、25メートルのプールを5秒で空にできるほどの威力。また「ものすごい圧力のポンプ」は、4,200mの高さまで水を上げられますし、「ものすごく過酷な環境で運転できるポンプ」は、350度以上となる超臨界圧でも運転可能です。世の中にポンプメーカー数あれど、こんな「ものすごいポンプ」を製造できるのは、世界でも数えるほどしかありません。トリシマはその一社として、世界100ヶ国以上に数多くのポンプを納入してきました。
25mプールを
5秒で
空にできます!
富士山より高く
水を上げられます!
350℃以上の
高温となる
超臨界圧でも
運転可!
Point 2.
ポンプの高効率化を追求し、消費電力とCO2を削減
このような産業プラントで使われるポンプは消費電力も非常に大きくなります。今でこそ、車でも家電でも省エネタイプが好まれますが、ポンプの世界ではずっと前からいかにポンプを高効率化(省エネ化)するかが技術力の勝負でした。0.1%でもポンプ効率をあげることで、数百万、数千万円の電力費(ランニングコスト)削減につながるからです。
トリシマは、最新のCFD(流体解析)を駆使して、水がポンプの中をエネルギーロスなく流れるようデザインし、ポンプの高効率化を追求。プラント全体の消費電力とCO2の削減に貢献しています。
ポンプ=消費電力の高い機械。つまり「省エネの余地」も大きい


Point 3.
気候変動対策向けポンプで、防災・減災に貢献
近年、頻発するゲリラ豪雨への対策として、排水機場では排水容量を増やすニーズが増加しています。ところが、既存水槽の寸法がそのままでは水槽内の流速が速くなり、ポンプに悪影響を及ぼす水中渦や空気吸込渦が発生します。その渦を防止するため、従来は水槽内に土木構造物である渦流防止板を設置する必要がありましたが、設置には多額の工事費と日数がかかります。
トリシマは、これらの渦の発生をポンプ本体で抑制することにより、渦流防止板を不要とし、工事費の削減、工事安全性の確保および工事日数とポンプ不稼働期間の短縮を実現しました。
また、ポンプが水没しても運転可能なように、ポンプとモータを一体化した「耐水モータ一体型ポンプ」でも防災、減災に貢献しています。
Point 4.
海水淡水化プラント向けポンプでグローバルニッチトップ(GNT)企業に
日本は幸運にも水に恵まれていますが、世界には深刻な水不足に悩む国が多くあり、そこでは海の水を真水に変える海水淡水化プラントが重要なインフラです。トリシマは1970年代から中東諸国を中心に、世界中の海水淡水化プラントへポンプを納入。世界でも高いシェアを誇り、経済産業省2020年度版グローバルニッチトップ企業(GNT)にも認定されています。今も約20億人が安全に管理された水を飲むことができないという現実を考えると、海水淡水化プラントの必要性はますます高まっていくと見込まれます。
世界トップ20の海水淡水化プラントのほぼすべてにポンプを納入
| プラント | 国 | トリシマ ポンプ |
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|---|---|---|---|
| 1 | Basra Water Supply Project | イラク | |
| 2 | Jubail 2 Replacement | サウジアラビア | ◎ |
| 3 | Taweelah | UAE | ◎ |
| 4 | Shoaiba 3 (MSF) | サウジアラビア | ◎ |
| 5 | Casablanca | モロッコ | ◎ |
| 6 | Hassyan | UAE | ◎ |
| 7 | Jubail Marafiq (MED) | サウジアラビア | |
| 8 | Ras Al-Khair (MSF) | サウジアラビア | ◎ |
| 9 | Umm al-Quwain | UAE | ◎ |
| 10 | Soreq 2 | イスラエル | ◎ |
| プラント | 国 | トリシマ ポンプ |
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|---|---|---|---|
| 11 | Jebel Ali M Station (MSF) | UAE | ◎ |
| 12 | Khobar 2 Replacement | サウジアラビア | ◎ |
| 13 | Soreq 1 | イスラエル | |
| 14 | Jubail | サウジアラビア | |
| 15 | Rabigh 3 | サウジアラビア | ◎ |
| 16 | Jubail 3A | サウジアラビア | ◎ |
| 17 | Rabigh 4 | サウジアラビア | ◎ |
| 18 | Shoaiba 3 Conversion | サウジアラビア | ◎ |
| 19 | Shoaiba 5 | サウジアラビア | ◎ |
| 20 | Jubail 3B | サウジアラビア | ◎ |
出典:IDA DESALINATION & REUSE HANDBOOK 2025-2026
大型プラントが集中する中東諸国以外でも、世界中の海水淡水化プラントで実績あり

- 経済産業省認定
- グローバルニッチ
トップ企業100選
Point 5.
独自の回転機械モニタリングシステムで、スマートメンテナンスの促進に貢献
少子高齢化による人手不足や技術の継承問題を受けて、製造業の現場では、IoTやAIを活用したスマートメンテナンスが推進されています。トリシマは、ポンプメーカーとしての技術と経験を活かして、独自の回転機械モニタリングTR-COMを開発。10,000Hzまでの高周波を測定することで従来は難しかった「故障予知」を可能とし、故障原因の分析やメンテナンスのアドバイス、ポンプの修理まで、ポンプのプロだからこそできるソリューションを提供。2022年に、経済産業省が推奨する「スマート保安技術」に認定され、2023年に防爆仕様を発売。2024年には第7回「インフラメンテナンス大賞」において農林水産省 特別賞を受賞しました。
- 経済産業省認定
- スマート保安技術


ビル・商業施設

エコポンプ
大型・高圧ポンプの製造で培った高度な技術を活かした小型高効率ポンプ。一般的な汎用ポンプとは違い、お客様の仕様に合わせて一部をカスタマイズすることで、標準ポンプながら高い効率を誇り消費電力とCO2の削減に貢献します。
発電所

ボイラ供給ポンプ
ボイラに水を送る超高圧力のポンプ。高い効率と同時に信頼性、安全性が求められ、発電所のなかでも心臓部となるポンプです。カーボンニュートラルの動きから石炭火力発電は世界的に減少しているものの、バイオマス発電やごみ焼却発電でも使われており、トリシマは高いシェアを誇っています。
下水道施設

汚水送水ポンプ
家庭や工場から出た汚れた水を、下水処理場へ運ぶポンプ。大きなゴミもつまらないよう設計されており、ゴミが混ざった水もぐんぐん吸い上げる頼もしい存在です。
農業施設

揚水ポンプ
河川や用水路から水を汲みあげ、農地へ送るポンプ。農作物の育成に欠かせない水を安定的、効率的に供給し、豊かな農地づくりに貢献しています。
雨水排水施設

雨水排水ポンプ
まさかの水害時に小さな川の水が溢れないよう、大きな川に水を吐き出す雨水排水ポンプ。
大きいものでは、口径3メートル以上、1秒間で約30トンもの水を排水します。普段は動かないけれど、緊急時には、頼もしい力を発揮して人々の安全を守ります。
化学プラント

原料移送ポンプ・冷却水ポンプ
素材の原料となる液化アンモニアを運ぶポンプや冷却水ポンプなど、私たちの生活に欠かせない化学製品をつくる裏でも多くのポンプが活躍しています。アンモニアは次世代エネルギーとしても注目されていますが、漏れると危険なためその製造には高度な技術が必要です。トリシマは長年の経験で培ったノウハウで、高効率且つ安全性の高いポンプを提供しています。
上水道施設

送水・配水ポンプ
浄水場できれいにした水を各市町村の配水ポンプ場まで送るのが「送水ポンプ」。そこからさらに、各家庭や公共施設などまで配るのが「配水ポンプ」です。最終的に私たちのもとに水を届けてくれるアンカーの役割を担っています。
海水淡水化プラント

高圧海水供給ポンプ
海水をろ過するRO膜という特殊な膜に、高圧力で水を送るポンプ。肉眼では見えないナノメートルの穴が無数にあいているため、高い圧力で水を吹き付けなければ水が通らず、高圧ポンプが求められます。トリシマが得意とするポンプの一つで、グローバルニッチトップ企業にも選ばれています。

