お問い合わせ

台湾の大型LNG受入基地国家プロジェクトを支える ― アジアのエネルギーインフラ構築への貢献

耐腐食性「スーパー2相ステンレス」を採用した気化器海水ポンプ10台を受注 [2026年3月受注]

【背景】
台湾国営企業の台湾中油(CPC)が、高雄市大林(洲際地区)に建設を進めているLNG受入基地プロジェクト。昨 今 のLNG需要増を満たすため、年 間 600万tというアジアでも大型のLNG受け入れ能力を目指し、2030年の操業開始に向けて建設が進められています。この一大国家プロジェクトにおいて、2025年3月に台湾最大手エンジニアリング会社のCTCI Corporationと日本のIHIのコンソーシアムが、容 量 18万kLのLNG貯蔵タンク4基の建設案件を受注。それに続く同年8月には、CTCIが気化設備のEPC(設計・調達・建設)契約を獲得し、トリシマがポンプを受注しました。

【課題】
プラントの安定稼働を左右する中心的な役割を担うのが「気化設備」です。LNGは輸送・貯蔵のためにマイナス162度の極低温で液化されていますが、社 会 で広く利用するためには、海水の熱を用いて再び「気体」のガスに戻す必要があります。 本気化設備は、時 間 当 たり1,600トンのLNGを供給する能力を有し、その膨大なLNGを気化し続けるために、長時間の連続運転に耐え、プラントの安定稼働を支え続ける「高い信頼性」と「省エネ性能」、さらには常に海水にさらされる環境下でも、サビや劣化を防ぎ耐久性を維持する「耐腐食性」が要求されていました。

【ソリューション】
この過酷な課題に対し、トリシマは海水淡水化プラントや発電所向けで豊富な実績を誇る材質「スーパー2相ステンレス」を採用したポンプを提案しました。海水の腐食に対して圧倒的な耐性を持つスーパー2相ステンレスと、世界各地の過酷な連続運転を支えてきたトリシマの技術力は、海水ポンプとしての高い信頼性を担保するものとして極めて高く評価されました。さらに、高効率設計による省エネ効果も大きな決め手となり「気化器海水ポンプ10台」の受注へと至りました。

ポンプ名称 Vaporizer Seawater Pump気化器海水ポンプ
口径・形式 SPV700
台 数 10台
原動機容量 1,250 kW
⼀覧に戻る
ページ上部へ戻る