- 特集
一世紀の想いを重ねて、新しいステージへ
トリシマ╳新日本造機
志を一つに、世界のインフラを支えよう
前号でもお伝えしたとおり、このたびトリシマグループに、新たな仲間として新日本造機株式会社(以下、新日本造機)をお迎えすることとなりました。2026年7月1日のDay1に向けて、今まさに両社は志を一つにする準備を進めています。
今回は、新日本造機が歩んできた歴史や強み、そして私たちトリシマとの共通点をご紹介。新日本造機の舵取りを担う迫田社長からも、心強いメッセージをいただきました。
新日本造機 ってどんな 会社?
100年の研鑽が息づく「呉」の地から
新日本造機の技術的源流は、1920年に開庁した「呉海軍工廠廣支廠(後の廣海軍工廠)」にまでさかのぼります。戦後、その高度な技術精神と跡地を継承した技術者たちの情熱により、1951年に「廣造機株式会社」が創立されました。これが、自社製品へのこだわりと誇りを貫く現在の新日本造機の原点となります。その後1973年、オイルショックという未曽有の不況下「廣造機株式会社」と「日本水力工業株式会社」が合併し、「新日本造機株式会社」が誕生。以来50余年、自社ブランド「SHIN NIPPON」を掲げ、自律したメーカーとして歩み続けてきた歴史が、現在の社員一人ひとりの揺るぎない誇りとなっています。
世界中で活躍するSHIN NIPPONブランド
広島県呉市の呉製作所では、今も戦前から受け継がれる歴史ある建屋が大切に使われ、当時の技術者たちの情熱を今に伝えています。ここで造られるのは、エネルギー効率を極限まで追求した「蒸気タービン」と、過酷な環境下で動き続ける「プロセスポンプ」です。オーダーメイドで一つずつ、わが子の成長を見守るよなまなざしで丁寧に仕上げられる製品はまさに「技術の結晶」で、今や世界中で活躍しています。
トリシマと新日本造機が共鳴する5つのキーワード
トリシマと新日本造機、これまで異なる道を歩んできた両社の理念を紐解いてみると、そこには驚くほど多くの共通点があり、私たちが「大切にしていること」の根底が、不思議なほど似通っていることに気づかされました。

共に「Global Top Player」を目指して
「徳は孤ならず、必ず隣有り」
迫田社長の座右の銘
徳を備えた人は、決して孤立することなく、必ず共鳴する理解者や助けとなる仲間が現れるという論語の言葉です。
トリシマのステークホルダーの皆様、そして新たに仲間となるトリシマの皆さん、こんにちは。新日本造機の迫田です。
私たちはこれまで、広島・呉の地で蒸気タービンとプロセスポンプの技術を磨き、「SHIN NIPPON」ブランドとして世界中のお客様から信頼をいただいてきました。経営の根幹として大切にしてきたのは、「人を大切にする」という考え方です。まず何より従業員を大切にすること、それが取引先の皆様や地域社会、そしてお客様への価値提供につながると考えています。
私たちには、50年以上にわたり自らの製品とともに歩んできた歴史があります。その誇りを胸に、新日本造機の社員にはこれからもトリシマとともに歩んでほしいと願っています。今回のパートナーシップは、より柔軟で機動的にお客様に向き合う企業へと進化するための重要な一歩です。「独自の技術を極める専業メーカー」という共通のDNAを持つ両社が連携することで、大きな相乗効果を生み出せると信じています。
創立50周年に掲げた新日本造機の未来ビジョン「MaaS」のもと、私たちはトリシマと手を携え、世界中に新たな価値を届けていきたい。そのためにも現在、7月1日の始動に向け、準備を進めています。互いを尊重し切磋琢磨しながら、ともに世界を支える存在を目指していきましょう。
代表取締役社長 迫田 浩隆
新日本造機の未来ビジョン「MaaS(マース)」って?
MaaS(Machinery as a Solution)は、新日本造機が創立50周年を機に策定した「ミライビジョン」。20年後の「なりたい姿」を明確に描き、社会に新たな価値を提供するための具体的なアクションを宣言したものです。そこには、「スペシャリスト」の技で困難な課題に「挑戦」し、約束を形にするという強い想いが込められています。環境・DX・多様性の3軸で変革を加速させ、社会に不可欠な存在として確かな未来を切り拓いていく―その志は、トリシマとも深く共鳴しています。
❶環境負荷の低減
❷最先端技術によるDX推進
❸ダイバーシティの推進