名村造船所 伊万里事業所向け主排水ポンプの更新受注[2025年10月受注]
株式会社名村造船所は、1911年の創業以来、船舶や橋梁の製造を手がけてきた造船会社です。日本の造船業界は、1960年代後半から続いた大型タンカー需要を背景に、長年にわたり高い世界シェアを維持してきました。
こうした時代背景のもと、船舶の大型化に対応するため、同社では1974年に伊万里事業所を新設しました。その際、造船ドックの排水設備として採用されたのが、トリシマ製の立軸斜流ポンプです。
ドック排水ポンプは、船舶の建造や修繕を行ううえで不可欠な基幹設備であり、ドック内の海水を短時間で排出することで、作業工程の安全性と効率性を支えています。伊万里事業所に納入された主排水ポンプは、事業所新設以来、約50年にわたり安定した操業を支え続けてきました。
今回の更新は、こうした長年の運用を踏まえた老朽化対応に加え、保守負担の軽減といった現在のニーズにも応えるものです。当時主流であった、電動機とポンプの間に減速機を介した構成から、減速機を廃した機器直結方式を提案しました。機器構成をシンプルにすることで、保全作業の省力化やランニングコストの低減が期待されます。
最新技術への更新は、設備性能の向上だけでなく、現場の働き方や操業の安定性にも寄与します。トリシマは今後も、お客様に寄り添いながら、設備のライフサイクル全体を見据えた最適な提案を行ってまいります。
