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既設設備を活かし、排水機能を次の世代へ

山梨県 大塚排水機場向け排水設備改修工事を受注[2025年10月受注]

 温泉総選挙「絶景部門」第1位に選ばれた「みたまの湯」で知られる山梨県市川三郷町にある大塚排水機場は、45年以上にわたり地域住民の生命や農地を守る重要な役割を担ってきました。
 口径900mmの排水ポンプ(横軸斜流ポンプ)2台が設置されている本機場は、豪雨などによる湛水被害の防止を目的として1979年に建設されました。しかし、長期間の運用に伴う設備の老朽化により、将来的な排水機能の低下が懸念されていました。これに加え、近年の気候変動や受益地の状況変化を踏まえた湛水解析の結果、現在の環境に即した排水能力の増強が必要となっていました。
 こうした課題に対し、本工事では設計検討の段階から、360°カメラや内視鏡を用いたポンプ内部の健全度調査を実施。その結果、ポンプ本体は健全な状態を維持していることが確認され、全面更新やコンクリート基礎の再構築を行うことなく、部分更新および分解整備により、コストを抑えつつ継続使用が可能であると評価されました。さらに、回転体の更新に合わせて回転速度を向上させることで、要求されていた「吐出し量増加」も実現できることを確認しています。
 また、ポンプの無水化による維持管理性の向上と点検作業の省力化を目的として、従来のグランドパッキン方式からメカニカルシール方式への改造も行います。
 本工事では、ポンプ本体に加え、ディーゼルエンジンや減速機、補機設備、電気設備などの更新も実施しますが、既設設備を運用しながらの施工となるため、降雨時には即座に排水機能を発揮できるよう、工程調整および安全確保に細心の注意を払い、慎重に工事を進めてまいります。

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