神戸市より大輪田ポンプ場ポンプ設備他更新工事を受注[2025年7月受注]
大輪田ポンプ場がある神戸市兵庫区は古くから港湾として発展し、日本の歴史に深く関わってきました。奈良時代には高僧の行基が「大輪田泊」を築き、平安時代末期には平清盛により本格的な人工港湾として整備され、日宋貿易の拠点となり栄えてきました。
六甲山と瀬戸内海に挟まれた神戸市では、昨今の気候変動の影響による高潮や集中豪雨のリスクが高まるなか、市民の安心・安全な暮らしを守るために海岸保全施設の機能維持と強化を進めています。その一環として、設置から50年以上が経過して老朽化した大輪田ポンプ場の設備更新と能力増強を目的とした、本改修プロジェクトが計画されました。
本ポンプ場は新川運河の末端に設置されており、潮位が上昇して自然流下できなくなると大輪田水門を閉じて、ポンプで強制排水しています。今回の改修では、ポンプの更新に併せて吐出し量を120%増強します。
この能力増強に伴い、吸水槽内ではポンプ性能に悪影響を及ぼす水中渦や空気吸込渦が発生する懸念があるため、トリシマの渦対策技術である「渦対策リング」および「二重ラッパカン」をポンプ本体に付設し、安定した運転を確保します。
未来の災害に備え、地域の安心・安全を支えるインフラ整備の一翼として、トリシマは今後も最新技術と豊富な経験で社会に貢献していきます。