香港特別行政区政府渠務署のYuen Long Barrage Pumping Station向けにFish Friendly Pumpを4台受注 [2024年10月受注]
トリシマの連結子会社であるTORISHIMA(HONG KONG)LIMITEDは、香港の河川および下水道の管理全般を担う香港特別行政区政府渠務署(Drainage Services Depart-ment、以下DSD)向けとして、元朗(Yuen Long<)市街地に建設されるYuen Long Barrage Pumping Stationへ納入するフィッシュフレンドリーポンプ(Fish Friendly Pump、以下FFP)を4台受注しました。
近年、河川に生息するウナギなどの魚がポンプに吸い込まれて命を落とすことを防ぐため、ヨーロッパを中心に排水ポンプをFFPへと入れ替える動きが広がっています。こうした背景を受け、トリシマも本ポンプを新たに開発し、今回初の受注となりました。
本ポンプの基本構造は通常の立軸斜流型ポンプと同じですが、魚の生存率を向上させるために以下の工夫を施しています。
・ インペラの羽根枚数を少なくする
・ インペラの先端を丸くし、厚みを持たせる
・ 回転速度を低速化する
DSDは、環境と水生生物への配慮を示すものとしてFFPを導入するにあたり、当初はトリシマ製ではなく他社製FFPの採用を検討していました。しかし、トリシマのこれまでの豊富な納入実績や工事実績に基づく信頼のほか、トリシマ製FFPのメリットを丁寧に伝える技術提案とプレゼンを積極的に行った結果、採用いただくことになりました。
本ポンプ場にはこのFFPのほかに、トリシマ史上最大口径のポンプも納入される予定です(詳細は2024年8月発行のカンパニーマガジン229号 Project Highlightsで紹介)。2027年の完工をめざし、地上の周辺住民だけでなく、水中の魚にも優しいポンプ場の建設が着実に進んでいます。
