お問い合わせ

地下ダムの取水ポンプにより、かんがい用水の安定供給に貢献

沖縄総合事務局 宮古伊良部農業水利事業所から仲原地下ダム取水ポンプ他製作据付(その3)工事を受注 [2024年8月受注]

 宮古島は沖縄本島から南西に約300kmに位置し、「宮古ブルー」と呼ばれるエメラルドグリーンの海は東洋一の美しさとも称されます。マリンスポーツをはじめ、数々の絶景スポット、独特な動植物、美しい伝統工芸品、ほかでは味わえない島グルメなどが人気で、宮古島を訪れる観光客は年々増加しています。
 亜熱帯海洋性気候に属する宮古島の年平均気温は24度と高温・多湿ですが、古来「水の乏しい島」として知られていました。年間降水量は梅雨や台風の影響で一定量が得られるものの、表層の赤土の下で厚い層をなす琉球石灰岩は保水力が低く、河川や湖も存在しないため、雨が降っても大部分が海へと流出するためです。
 このような自然条件から、宮古島や隣接する伊良部島、来間島では、恒常的な干ばつに苦しめられており、その対応策として1989年から農用地整備公団営事業として地下ダムの整備が行われました。地下ダムとは、地中に壁を作って地下水をせき止め、琉球石灰岩の空隙に水を貯めて地下水位を上昇させ、その水をかんがい用水や生活用水として活用する貯水施設です。地下ダムの整備により、かんがい用水の確保が実現されましたが、その後の営農体系の変化などによって近年では水需要がさらに増加しており、既存の地下ダム容量だけでは十分な供給が難しくなっています。また、隣接する伊良部島においても水不足が深刻化していることから、現在、宮古伊良部地区にも仲原地下ダムなどが建設されています。
 今回受注した工事では、地下ダムに深井戸用水中ポンプを設置し、伊良部島や宮古島内地域へかんがい用水を供給します。このポンプ設備の増設によって、農家の皆様の作業効率の向上を図るとともに、島の特産品であるサトウキビや葉タバコに加え、マンゴーなどの高付加価値作物の栽培拡大を支援します。これにより、農業生産性の向上や地域経済の発展に寄与し、宮古島のさらなる繁栄に貢献していきます。

⼀覧に戻る
ページ上部へ戻る