北海道開発局 札幌開発建設部から王子揚水機場機械設備製作据付工事を受注 [2024年7月受注]
本工事は、千歳川の河川計画に基づく「河川附帯工事」の一環として行われ、江別市街地における堤防整備に支障をきたす既設の王子揚水機場を改築するものです。
千歳川は支笏湖を源とした、幹川流路延長が108kmにおよぶ石狩川の一次支川で、全国でも有数のサケ遡上河川です。支笏湖を流れ出た千歳川は、千歳市街地を経て広大な農地を流れ、江別市街地で石狩川に合流します。その流域には江別市や千歳市など4市2町が含まれ、約37万人もの人々が生活しています。これらの地域では、主に水田や畑作などの一次産業に加え、ビールや乳製品といった食品製造業などの二次産業が盛んです。さらに、最近では新千歳空港を中心とする臨空型工業団地の拡大や半導体産業の進出があり、急速に発展しています。
千歳川は、中流下部に広大な低平地が広がり、洪水時には本川である石狩川の水位に長時間の影響を受けやすい特徴があります。そのため、内水氾濫が発生しやすく、1981年8月には戦後最高水位を記録し、未曾有の大洪水が発生しました。こうした歴史を背景として現在、計画高水位以下で安全に河川の水を流下させることを目的とした堤防整備が進められており、河川工事によって改築が必要となった「王子排水樋門」「王子用水樋門」および「王子揚水機場」(管理者:王子エフテックス(株)江別工場)の改築工事が発注されました。
本工事の入札においては総合評価方式が採用され、「据付時における品質確保」や「狭隘箇所での据付作業における安全対策」などを考慮した提案が高い評価を受け、受注に至りました。現在、2026年9月の竣工をめざし、ポンプや電気設備などの設計製作、工事施工計画の立案が全力で進められています。
