香港特別行政区政府渠務署のYuen Long Barrage Pumping Station向けに雨水排水ポンプ6台を受注 [2024年1月受注]
トリシマの連結子会社であるTORISHIMA (HONG KONG)LIMITEDは、香港の河川および下水道の管理全般を担う香港特別行政区政府渠務署(Drainage Services Department、以下DSD)向けとして、元朗(Yuen Long)市街地に建設されるYuen Long Barrage Pumping Stationの雨水排水ポンプ6台を受注しました。
近年、気候変動の影響により異常気象が頻発しており、元朗の比較的平坦な地形は高潮や暴風雨の際に洪水が発生するリスクが高くなっています。そこで、本ポンプ場などの建設を含む堰排水計画が立ち上がりました。本計画では、河川に防潮壁を設置して潮汐による逆流を防止し、河川上流から流れてくる雨水は本ポンプ場によって下流へ強制排水することで、元朗市街地の浸水被害を防ぎます。
今回の受注は、これまでのDSD案件を含む香港国内の豊富な納入・工事実績をはじめ、お客様のスペック要求に合わせて、高比速度の新水力開発とCFD解析による流路最適化を行い、また、吐出弁および逆流防止弁を不要とし、システムの簡素化によるメンテナンス性の向上を図るためにサイフォン式の吐出流路を提案するなど、お客様に寄り添った技術提案を積極的に行ったことを評価いただき、採用に結び付きました。
受注した雨水排水ポンプは、インバータモータと減速機を介して駆動するトリシマ史上最大口径4,000mmのポンプで、ポンプ場全体の設計排水能力は300㎥/sになります。現在、2027年の完工をめざしてポンプの設計も始まっており、製造、モデル試験、実機組立、現地据付、試運転と続いていきますが、本ポンプが完成し活躍することによって、周辺住民が安心して生活できる環境の実現に貢献することが期待されています。
