日本下水道事業団から周南市野村開作排水ポンプ場向け立軸斜流ポンプを受注 [2024年1月受注]
周南市は、平成の大合併で全国の自治体が合併していくなか、山口県内のトップを切って2003年4月に合併・発足した市で、徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町の2市2町で構成されます。市名である「周南」の由来は、周防国(7世紀から続く令制国で現在の山口県の東南半分を占める)の南部という意味で、山口県の瀬戸内海沿岸の広い地域を指す名称として使用されてきました。瀬戸内海沿岸には全国有数の石油化学コンビナートが広がり、鉄鋼、石油、化学製品などの基礎素材産業に加えて、輸送用機械の製造やメカトロニクス・電子部品関連、医薬品の生産も盛んです。近年では、広大なコンビナートの敷地から放たれる無数の光が織りなす幻想的な工場夜景
が有名で、日本夜景遺産にも認定されています。
今回ポンプを納入する野村開作排水ポンプ場は、JR新南陽駅の東南に位置する石油化学コンビナートの一角にあり、計画流入量1,640㎥/分を誇る市内最大級の排水ポンプ場です。同排水ポンプ場には2020年度に渦対策装置を装備したトリシマ製No.2主ポンプ(口径1,200mmの横軸斜流ポンプ)を納入しており、既設のポンプより80cmも低い水位での運転を可能としました。その効果により、運転管理者様からは「流入水路の水位を下げることができ、豪雨の際にも余裕を持った運転管理が実施できるようになった」と高評価をいただいています。
今回受注したポンプは、既設のエンジン駆動による横軸ポンプに対して、モータ駆動の立軸ポンプに変更されたため、始動性や操作性、維持管理性が向上します。また、本ポンプにも渦対策が採用され、低水位での運転を可能としています。さらなる運転管理の負担軽減と流入量に合わせた操作が可能となることから、本ポンプ場の機能向上による周辺地域の防災・減災への貢献が期待されます。
