熊本県から上杉排水機場向けポンプ設備の更新工事 [2024年1月受注]
上杉排水機場がある上杉地区は熊本市南部に位置し、広大な水田を活かした米、麦、大豆などの生産が盛んです。一級河川の緑川と浜戸川に挟まれ、低平地でもあるこの地域は、豪雨時には浜戸川の水位が上昇して自然排水ができなくなるため、1974年度に本機場が整備され供用を開始しました。しかし、そのポンプ設備も設置から50年が経過し、老朽化に伴う機能低下により湛水被害が発生する恐れがあったため、今回の更新工事が事業化されました。
本工事の入札においては、入札額に技術提案と企業評価の加点を加味する「総合評価入札方式」が採用されました。技術提案では、品質、安全および据付精度の確保など施工上の課題がテーマとして出題されましたが、現地の状況を徹底的に調査しニーズに応える提案が高く評価されて受注に至りました。
今回の工事は、ポンプ設備の更新で排水機能を回復して水田などの湛水被害を解消するとともに、ナスなど生産性の高い農産物の営農を展開して農業経営の安定化を図ることを目的としています。地域の安全性や農業環境の改善を担う重要なプロジェクトとして大きな期待が寄せられているなか、現在は、2027年3月の竣工に向けて機器の設計・製作および施工計画の立案を進めています。
