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2023.11.27
横軸ポンプの更新工事で 立軸の耐水モータ一体型ポンプを採用
小城市から満神排水機場改修工事にて耐水モータ一体型ポンプを2台受注
一級河川牛津川は、佐賀県中部を流れる一級河川六角川の支流の一つで、佐賀県多久市西部の水源から、小城市を経由して白石町の六角川河口付近に合流しています。満神排水機場は、この牛津川中流にある小城市に鉱害復旧事業として1986年に建設され、口径1,200mm横軸斜流ポンプ2台と口径700mm横軸軸流ポンプ2台が40年近くにわたり農地の冠水被害軽減に貢献してきました。
しかし、経年により進行する機器の老朽化と、近年増加する豪雨被害の対策として、改修工事が実施されることになりました。そこで、トリシマは本工事で更新される700mm横軸軸流ポンプ2台を、立軸の700mm耐水モータ一体型ポンプにする提案を行い、以下の点が評価され採用となりました。
① 耐水モータとすることで、万一の浸水でも排水運転の継続が可能。
② ポンプが横軸から立軸となることで、始動性、操作性が向上。
③ 原動機がエンジンからモータになることで、操作性、維持管理性が向上し、自動運転も可能。
④ ②と③機器形式変更により補機が不要となり、ライフサイクルコストが低減。
また、浸水時の機能確保のため、配電盤などの電気設備は想定される浸水レベル以上に架台で嵩上げしています。
現在、2024年3月の完成に向けて機器の設計・製作を進めており、近年の豪雨による周辺地域の浸水被害軽減に貢献することが期待されています。