3.11東日本大震災以降、福島第一原発事故の影響により、国内総発電電力の約30%を占める原子力発電所の稼働率低下、それに伴う電力使用制限令などにより日本国内の節電意識は高まっています。
一方、ある統計によれば、1年間に国内で使用される電力量は約1兆kWhであり、 そのうち約30%がポンプにより消費されていると言われており、高効率・小型ポンプを提供することが省エネ・省資源に大きく貢献することが分かります。
トリシマの研究開発部では、大規模PCクラスターシステムと最適化アルゴリズムを取り入れた自動水力設計システムなど、世界最高水準の解析技術や高速PIVなどの実験技術を駆使し、高効率ポンプの開発に取り組んでいます。
コストダウンによる競争力向上のため、製品の小型化にも積極的に取り組んでいる。 ただ小さくするだけではなく、相反する特性である高効率を同時に達成するためにCFDを活用した試作試験を実施し、最適な水力形状を開発している。
構造変更による小型化
ポンプ内部のオイルフロー
吸込ケーシング内部の流線表示
ポンプの大型化・高圧化にともなう、構造や形状寸法の最適化はもちろんのこと、健全でさらに振動も抑制したロバストな設計により、お客様に安心してお使いいただけるポンプを提供している。
FEM(Finite Element Method.有限要素法)による強度計算
メカニカルシールはポンプの主要部品として欠かせないもので、《図1》に示すように、
揚液をシールするための部品である。
現状のメカニカルシールでは、揚液が高温の場合、《図2》に示すように外部水冷やジャケット水冷が必要となり、
水冷用配管施工費や冷却水循環費が生じる。
そこで高温揚液で適用可能かつ水冷不要なメカニカルシールが開発できれば、ポンプ全体のイニシャルコスト/ライフサイクルコストの削減が期待できる。
現在、端面材質に特殊なSiC、カーボンを用いることや、摺動面積を小さくすることにより(端面部の発熱量を小さくするため)高温非水冷メカニカルシールを開発中で、
実機ポンプにて検証試験を行っている。
《図1》片吸込渦巻ポンプカットモデル
《図2》メカニカルシール構造図
《図3》メカ部まわり温度分布
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