ポンプ本体による渦の抑制技術
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二重ラッパカンと渦対策リングについて
二重ラッパカン※
ラッパカンを二重にすることにより、吸込口周りの流速分布および旋回流れを変化させ、水中渦の発生を抑制します。
※JISでは吸込ベルと呼びますが、当社ではラッパカンと呼びます。

- ▼水中渦の抑制効果検証

渦対策リング
縦配管で旋回流れを変化させ空気吸込渦の発生を抑制し、
渦が発生してもリング状配管で渦の成長を防止します。

- ▼空気吸込渦の抑制効果検証

※二重ラッパカンと渦対策リングによる渦対策は、横軸ポンプにも適用可能です。
渦の発生や対策の効果を効率的に検証する『CFD解析』について

水槽全体の流れ
ポンプの大きさや配置だけでなく、水槽の形状や寸法もポンプ場ごとで異なるため、従来は渦の発生状態などを検証するのにポンプや水槽を比例縮小した模型試験を実施していました。
『CFD解析』(数値流体力学:コンピュータによって流れを観察する数値解析)では、コンピュータのシミュレーションによって渦の発生状態や対策の効果検証を行います。模型試験での効果検証と同等の結果を得ることができ、検証に必要な日数が飛躍的に縮減され、渦や対策の形状、寸法、配置などを様々なパターンで検証することが可能となります。

ポンプ場における排水量アップ、ポンプ井の水位低下対策を
ご計画される場合はぜひご相談ください。