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水中軸受外部診断装置
ポンプを引き上げなくても水中軸受の診断が可能!
ポンプ用水中軸受の点検は、定期点検時にポンプを引き上げ摩耗状態を測定しなければなりませんでした。
このたび、ポンプを引き上げなくても摩耗測定はもちろんキズ、割れなどを外部より診断できる装置を開発しました。
空気注入方式によるセラミックス軸受診断
概要
ポンプ主軸と水中軸受(セラミックス軸受)との隙間へ,外部コンプレッサー等により圧縮空気を送り込み、供給圧と吐出圧力との差圧および空気流量を検出します。このデータを納入当初の測定データと比較することで、水中軸受の異常および摩耗状態を外部より判定できます。
効果
- 1空気マイクロメータの原理を応用し、圧縮空気を注入し測定することで、軸受摩耗量の測定を高い精度で検出することができます。
- 2圧縮空気を水中軸受に注入することで、水中軸受部のゴミや砂を除去する作用(洗浄作用)があります。
- 3立軸ポンプだけでなく、横軸ポンプにも適用できます。
- 4気中管理運転時に圧縮空気を送ることにより、軸受を冷却することができます。
外部診断用セラミックス軸受
圧縮空気による水中軸受外部診断を行う場合、セラミックス軸受の構造が通常と異なり、下図の構造となります。
圧縮空気による水中軸受外部診断概略図