TOP > NEWS > 受注情報 > 佐賀県内の排水機場で耐水モータ一体型ポンプを採用
2023.11.27
佐賀県杵藤農林事務所から下潟排水機場ポンプ増設工事にて
耐水モータ一体型ポンプを2台受注
下潟排水機場は、佐賀県中部を流れる一級河川六角川の中流付近に設置されています。
六角川は、武雄市西部から白石平野を横断して、日本最大の干満差をもつ有明海に注ぎます。しかし、中~下流域は低平地で傾斜が緩く、河口部は標高0m前後の干拓地であるため、大雨の時に満潮になると自然排水ができなくなり、六角川に合流する支川ではポンプで強制排水しなければなりません。
本機場は2000年に建設されて以来、周辺地区を浸水から守る重要な役割を担ってきましたが、2019年と2021年に甚大な豪雨被害に見舞われ、特に2021年には地上約1.4mまで冠水する被害を受けました。その後、被災した機器を復旧するとともに、ポンプ、ゲート、発電機などを機場から離れた場所で操作可能な遠隔装置や、インターネット上で機場の状態を確認できる監視装置を新設しました。さらに搬入口から建屋内への浸水を防止する高さ2.3mの止水壁が設置されるなどの災害復旧工事が行われました。
また、ここ20年間で本機場計画時より雨量が20%増加していることから、今後の浸水被害を防止するための湛水防除事業として、吐出し量1.5㎥/秒のポンプ2台を増設する工事が計画されました。増設ポンプは既設機場の止水壁の外に設置されるため、浸水時でも排水運転を継続できる耐水モータ一体型ポンプを提案しました。耐水性においてはコラム式水中モータポンプも同等ですが、モータが陸上にあるため耐久性、維持管理性、信頼性に優れることが評価され、採用に至りました。
現在、2024年3月の完成に向けて機器の設計・製作を進めています。完成後は豪雨により機場が浸水しても排水機能は確保され、地域の人々の生命と財産を守る施設になると期待されています。 なお、2023年6月7日には佐賀県知事と大町町長出席のもと、本機場の排水機能強化式が挙行されました。
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