TOP > NEWS > 受注情報 > 排水機場の設備更新による信頼性と機能性の向上
2025.05.30
宮崎県から大渕排水機場のポンプ整備および原動機・減速機・電気設備の更新工事を受注 [2025年3月受注]
大渕排水機場がある宮崎県新富町は宮崎県の中央部に位置し、温暖な気候に恵まれた自然豊かな地域で、宮崎平野を代表する野菜の産地です。平野部では施設園芸(ピーマン、トマト、きゅうり、シンビジウムなど)や早期水稲栽培が行われ、台地では畜産業や茶・葉タバコの栽培などが行われています。また、町の南側を流れる二級河川一ツ瀬川周辺は、ミネラル豊富な伏流水や地下水に恵まれ、鰻の養殖が盛んで全国有数の産地になっています。
大渕排水機場は、かつて湛水常襲地帯*であったこの地域を水害から守るため、1988年度の湛水防除事業により設置されました。しかし、供用開始から30年以上が経過して設備の老朽化が進み、不具合の発生件数が増加しました。さらに、機器によっては生産停止により部品供給が困難になるなど、さまざまな課題が生じています。
今回の工事では、主ポンプの整備をはじめ、原動機や減速機などの付帯設備の更新を実施します。併せて以下の改善を行うことで、機場を無水化して維持管理の負担軽減を図ります。
・ポンプ軸封部 : 注水を要するグランドパッキン式から
無給水メカニカルシール式へ変更
・原 動 機: 水冷式からラジエーター式へ変更
・減 速 機 : 水冷式から空冷式へ変更
さらに、作物転換によるハウス設置などの外的立地条件の変化により、排水条件が悪化し、再び湛水被害が生じていることから、ポンプ1台あたりの排水能力を240m³/minから250m³/minへ増強します。これらの設備改修・更新により、機場全体の信頼性と機能性を向上し、農作物への被害軽減や地域住民の安全確保に寄与していきます。
*大雨や洪水の際に排水が追いつかず、水が長期間にわたって滞留しやすい地域のこと。
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