TOP > NEWS > IR > セネガルの水不足問題の解決に貢献
2024.02.26
印・ワバッグ社からセネガル初の海水淡水化プラント向けポンプを受注 [2023年2月受注]
2022年に豊田通商㈱と仏・建設大手のEiffage Génie Civil(エファージュ社)、印・水エンジニアリング大手のVA Tech Wabag(ワバッグ社)の3社コンソーシアムが、SONES:Société Nationale des Eaux du Sénégal(セネガル国営水道公社)から受注したセネガル初の海水淡水化プラント向けに、トリシマはRO高圧ポンプなど計12台を印・ワバッグ社から受注しました。
セネガルは、近年の人口増加と都市化の拡大に伴って水需要が増加していますが、この状況に十分な対応ができておらず、安全で安定した水源の確保と給水は同国にとって喫緊の課題でした。そこでセネガル政府からの要請を受け、日本政府が支援を表明しました。本事業では、独立行政法人国際協力機構(JICA)の円借款事業の一部として、日量5万tの飲料水を製造するマメル海水淡水化プラントが建設されます。本プラントの完成によって約70万人への給水を行うことが可能となります。
近年、アフリカにおける水不足に対応するため、海水淡水化案件が日本政府によって支援されていますが、本事業は、モロッコ、チュニジアに次ぐ3件目となります。
今回の受注は、本事業の技術コンサルタントである日本工営㈱、およびポンプの購入を担当する印・ワバッグ社に対して、トリシマのインターナショナルチーム(酉島インド、TGTアジア地域統括、インフラビジネスグループ)の連携がとれた技術支援や営業活動を評価いただいたことによるものです。
昨年12月、ポンプの性能運転試験立会のためにSONES(セネガル国営水道公社)の代表団が来日され、無事に立会試験が完了しました。引き続き、PhaseⅡにも日本政府の支援が計画されていますが、トリシマはこれからも高性能ポンプの供給を通して、セネガルをはじめ、アフリカ全体の水問題の解決に貢献していきます。
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