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2024.02.26
シンガポール初の水素対応発電所向けポンプを受注
Jurong Engineering Limitedから
Keppel Sakra Cogen発電所向けに冷却水ポンプ、ボイラ給水ポンプなどを受注 [2023年8月受注]
シンガポールのJurong Engineering Limited(ジュロン・エンジニアリング社)からシンガポール南西部のジュロン島サクラ(Sakra)地区に建設されるKeppel Sakra Cogen発電所向けに冷却水ポンプ、ボイラ給水ポンプなど計8台を受注しました。
本発電所は、シンガポールで初となる水素による発電を視野に入れた環境に優しい大規模発電所で、発電容量60万kWを有する最新鋭のガスタービン・コンバインドサイクル発電所となります。水素を30%含む燃料で運転できるように設計され、水素専焼の発電にも移行できる機能を備えます。2026年の完成(予定)後は、同国で最も先進的で高効率の発電所となり、ジュロン島のエネルギー・化学産業にプロセス用蒸気も供給することになります。
同国の電力需要は、さらなる経済成長によって今後も増加し続けると予想されています。そのなかで発電所の脱炭素化は、シンガポール・グリーンプラン2030で重要な項目の一つとして気候変動対策への取り組みの中核を担っていくことになります。
今回、同国と東南アジア地域での発電所向けポンプにおいて、トリシマの豊富な納入実績などが評価され、受注に結びつきました。これからも発電所に信頼性の高い高効率ポンプを提供することによって、同国における脱炭素化と安定した電力供給に貢献していきます。