成功体験だけではなく、うまくできなかった悔しさも、
すべての経験が今の成長につながっています。
入社: | 2013年 |
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出身: | 法学部 法学研究科 卒業 |
トリシマはもともとインフラ向けの大型・高圧ポンプに強みを持っていますが、その技術力を小型ポンプにも活かし、高い省エネ性能を実現した「エコポンプ」の提案営業をしています。工場や設備業者の現場では、省エネといえば照明のLED化やインバータの導入などがあげられますが、実は、ポンプの仕様を見直すことで大きな省エネができることはあまり知られていません。そこを私たちポンプのプロが丁寧に説明し、実際にお客様と一緒に省エネを進めていきます。実はこの活動自体は、「ポンプdeエコ」といって2009年から続けていて、私自身も新卒入社後の1年間はエコポンプの部署にいました。2年目からは海外本部に移りましたが、エコポンプはすべてのポンプの基礎であり、このときの知識と経験がその後も大いに役立っています。
2023年10月からは、エコポンプをさらに高性能化させたスーパーエコポンプの販売を開始し、2024年度の省エネ大賞で経済産業大臣賞をいただきました。これから、より自信を持って自分たちの製品を勧められますし、会社や製品のファンを増やしていきたいです。
面倒見のいい会社だと思います。上司・先輩から部下・後輩への対応ももちろんですが、お客様の現場で何かトラブルが起こったときは、その原因いかんに関わらず、最後まで逃げずに解決するまで取り組みます。トリシマにとっては、ポンプを売って終わりではなく、お客様との本当のお付き合いはそこから始まります。エコポンプを採用してもらったら、本当にトリシマが提案した通りの結果が出ているかの検証を行い、報告会を実施。また、お客様と一緒にポンプの維持管理に携わったり、必要に応じて技術的なレクチャーを行ったり、伴走支援を行います。この、言いっぱなし、やりっぱなしにしない、というところがトリシマの社風であり、他社とは違う強みだと思っています。
2017年、海外本部の営業担当者として、サウジアラビアの海水淡水化プラントの大型案件を受注できたことです。建設工事を請け負うのは韓国のプラントメーカで、重要顧客でありながらしばらく受注が途絶えており、金額や技術面で課題を抱えていました。とくにポンプ効率に関してです。というのも、海水淡水化プラントを動かすコストの大半はポンプを動かす電気代になりますから、ポンプ効率は0.1%でも高くすることを求められ、お客様は徹底的にシビアになります。そこで、お客様の求める効率をトリシマが確実に出せるという技術レポートを設計や研究開発部に書いてもらったり、技術部隊の役員が直々に顧客のところへ交渉に行ってくれたり、調達に頼んでコストをギリギリまで抑えてもらったり。1年以上対応を続けて、直前まで他社に負けそうな状況だったところを、上司や先輩、他部署の方々など社内全体で協力してひっくり返すことができたんです。自分自身、初の大型受注だったことに加え、オールトリシマの強さと底力を感じられる案件でした。
2018年、トリシマが台湾にサービス会社を設立するときに、立ち上げメンバーとして赴任させてもらったことです。最初は台湾人の上司と二人での始まりでした。もともと海外勤務を希望していましたから決まったときは嬉しくて、入社5年間で培った経験を発揮して頑張ろうとやる気満々でいました。ところが、実際に台湾での仕事が始まると、理想と現実のギャップは大きかったですね。
今思えば、大阪の本社にいたころはとても守られていたんだと思います。台湾では、トリシマの子会社とはいえ、支店ではなく別会社でしたし、まさに「裸一貫」という感じで、自分だけではなにもできない無力さ、未熟さ、難しさを味わいました。この悔しさは今でも頭に残っていますが、そこから得たものも大きかったです。お客様と直接対峙する厳しさややりがいを知り、何が起きてもとにかく自分でなんとかする責任感や覚悟が身に着いたと思います。2022年4月に帰任し今は国内営業にいますが、台湾での経験を活かして楽しみながら仕事ができていますし、いつかまた海外に挑戦したいと思っています。
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