全長9メートル、重さ30トン。
大型ポンプのスケールと迫力を間近で感じられるのが、
現場仕事の醍醐味です。
入社: | 2019年 |
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出身: | 総合理工学研究科 東大阪モノづくり専攻 修了 |
大阪市内にある下水処理場での工事を担当しています。台所やお風呂、トイレなど、私たちが日常生活で使った水をきれいにして川に戻す施設です。私はそこで現場代理人として、工事が滞りなく進むよう工程管理や安全管理をしています。この下水処理場は1966年から稼働しており、トリシマもそのときにポンプを納入しています。ポンプはきちんとメンテナンスをすれば40年、50年と長く使われるもので、それに耐えうる高品質のものをトリシマは造っているわけです。ただもちろん、時代の変化によって新しいニーズも出てくるため、今回は46年前に納入したポンプをまったく新しいポンプに取り替える工事を受注しました。下水処理場で使われるポンプはトリシマの中でも大型となり、全長8.7メートル、重さはトータルで30トンほどになります。そのスケールの大きさと迫力がたまらなく好きで、現場仕事の醍醐味だと思っています。
大学院の教授がトリシマの採用・教育担当部長とつながりがあり、たまたま工場見学に行かせてもらったのがきっかけです。私の専攻は電気工学でレーザーの医療応用などを研究しており畑違いだったので、正直はじめは気楽な気持ちでちょっと見にいこう、という感じでした。それが実際に、迫力あるポンプの製造現場を見たり、その部長とお話させていただいたりした中で、プラント現場での仕事があるということを知り、俄然興味がわいてきたんです。というのも、私の行っていた大学院では、産学連携をコンセプトとしており、平日はほとんど企業に行って共同研究をしていたのですが、研究開発で1日中パソコンに向かっていることが多く、正直私はそこにあまり面白みを感じられなかった。それよりも、現場に出て、現物と関わる仕事がしたかったんです。それで、トリシマなら現場に出られる、と思って入社を希望しました。どんな仕事が合うか、どんな仕事が好きかは人それぞれだと思いますが、私自身は現場が好きで、この仕事をとても楽しんでやっています。
入社3年目で、初めてポンプ更新工事の現場代理人として担当させてもらった東京都の導水ポンプ場の仕事です。川の水を取水し浄水場に送るポンプ場で、最終的には各家庭の水道から出てくる水になる、つまり水道の始まりになる非常に重要な施設です。水道用ポンプ4台の更新工事でした。それまでに関わった雨水排水ポンプ場では、基本的に工事は雨量の少ない11月から3月に行われるため工事期間が短く、1年に1台の更新になります。それがこの施設は上水道施設の一環だったので、一年中現場にいて、1年間で4台の大型ポンプを更新しました。更新工事の現場代理人も初めて、導水ポンプ場も初めて、ポンプの機種も初めて、と初めて尽くしで右も左もわからない状態でしたが、工事課、営業課の諸先輩方、協力業者のサポートでなんとか工期内に完工できたときは、大きな達成感がありました。
工事・技術部署間、諸先輩・上司の隔たりもなく、相談も気軽にできる職場だと感じます。また、私は入社以来ほとんど現場に常駐していますのでそちらの雰囲気でいうと、工事現場というと怒号が飛ぶようなイメージもあるかもしれませんが、そんなことはありません。もちろん、危険を伴う作業もあり命に関わりますからダメなことはダメとハッキリ厳しく注意されますし、昔ながらのちょっと怖いおやじがいることもあります(笑)。でも、基本的にはみんな和気あいあいで楽しく、メリハリのある方が多いですね。私自身まだ若いので、この道30年なんていうベテランの方からみれば頼りなく見えることもあるかもしれませんが、トリシマの代表である現場代理人としての自覚をしっかり持ち、学ぶことは素直に学びながら、これからも現場の仕事を極めていきたいと思っています。
8:00 | 現場直行 |
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8:00~8:30 | メールチェック等 |
8:30 | 朝礼、作業前打合せ |
9:00 | 作業開始 |
9:00~12:00 | デスクワーク・現場巡視 |
13:00~14:00 | 協力業者打合せ |
14:00~16:00 | デスクワーク・現場巡視 |
16:00~16:30 | 客先・関連工事業者打合せ |
17:00 | 作業終了 |
17:00~18:30 | デスクワーク |
18:30 | 現場退所 |
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