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街を守る使命、
技術と責任を胸に、未来へつなげていきます。

入社:2018年
出身:機械工学科 卒業

今の仕事内容を教えてください。

雨水排水機場にてポンプ更新工事の施工管理を担当しています。雨水排水機場は、大雨で街や農地が浸水しないように、雨水を河川に排出する施設です。現在(2025年3月時点)担当している現場では、何十年も前に設置されたポンプが老朽化してきたので、一部のポンプを新しいものに入れ替える工事をしています。その中で私は、監理技術者として、計画通りに工事が進むように管理をしています。

監理技術者は、一定規模以上の工事には必ず配置しなければならない役割で、国家資格が必要です。業務内容は幅広く、単にスケジュールを把握していれば良いわけではなく、技術的に問題がないかをチェックしたり、安全対策がしっかり実施されているかを確認したり、行政機関との調整をしたりと、やることは多岐にわたります。責任が大きく大変ではありますが、やりがいもすごく感じます。
なによりこの工事で設置する雨水排水ポンプは、これから何十年も地域の人々を守っていく、安心・安全の要です。そう考えると、自分の仕事が誰かの役に立っているんだなと実感できて、とても誇りに思います。

入社して成長したこと、身についたスキルなどを教えてください

入社5年目に監理技術者の資格を取ったことです。トリシマが受注する公共工事には、監理技術者の配置が必要な案件が多いですが、この資格を取得するには一定の実務経験が求められるため、入社後は現場補佐やオーバーホールの施工管理をしながら、経験を積んでいくことが必要でした。

最初は、施工計画の作成や現場の管理など、実際に業務をこなしながら学ぶことが多く、先輩に指導してもらいながら、過去の工事資料を参考にするなどして対応していきました。そうした経験を重ねるうちに、少しずつ自分なりのやり方が見えてきて、仕事が楽しくなっていきました。丁度その頃に監理技術者の資格を取得し、正式に施工管理を任せてもらえたときは、大きな達成感がありました。

また、公共工事は行政機関や関連工事、協力会社など、多くの関係者と連携しながら進めていくものです。その中で、技術力だけでなく、コミュニケーション能力やチームワークの大切さも学ぶことができ、また、相手の意図を的確に理解し、こちらの考えを伝える力が求められる場面も多く、実際の業務を通じてそのスキルを磨くことができたと思います。こうした経験を積み重ねることで、監理技術者としての責任感も強まり、自信を持って業務に取り組めるようになりました。

入社して一番やりがいのあった仕事は?

仙台の現場で、急きょ、監理技術者として対応したときのことです。

その現場では、予定されていた監理技術者が配置できなくなり、急ぎ対応が求められました。通常であれば引き継ぎを受け、過去の施工履歴を参考にしながらスムーズに業務を進めることができますが、この時はトリシマが工事を手掛けたことのない新しい場所で、まずは現場の状況を一から把握する必要がありました。
設置するポンプの仕様を確認し、施工業者や顧客との関係を構築しながら、プロジェクトの流れを把握します。通常であれば事前準備に十分な時間をかけるところですが、その余裕はなかったためプロジェクトの開始とともに現場に入り、限られた時間の中で判断を下し、適切な対応を求められる日々が続きました。
困難な状況の中、試行錯誤しながらも無事に工事を完遂できたとき、大きな達成感を感じました。自分の判断が現場を動かし、計画通りにプロジェクトを進められたことが自信にもつながりました。
この経験を通じて、監理技術者としての責任の重さを改めて実感するとともに、未知の環境に挑戦することで得られる成長の機会の大切さを学べたと思います。

学生時代に学んだことは活かせていますか?

学生時代は機械工学を専攻し、その時に学んだ流体力学や材料工学、制御工学などの知識を活かして、プロジェクト全体の技術面を調整・管理することができています。とくに、ポンプは液体を扱うため、揚程計算や流量と圧力損失の関係を理解していることが重要で、これらの知識が日常的に役立っています。また、使用環境に応じた材料の選定や、振動対策を考慮した設計に関する知識も、設計者と連携する際に欠かせないものです。
さらにプロジェクトの調整・管理を行う中では、学生時代に学んだ理論的な知識だけでなく、技術者としての実務スキルも求められる場面が多いです。このような環境で働くことにより、技術者としての成長を感じられ、特に、学生時代に学んだ理論が実際に社会インフラとして形になっていくのを自分の目で見ることができることに大きなやりがいを感じています。

ある日のスケジュール

9:00 勤務開始(体操・朝礼他)
9:30~12:00 現場巡視、書類作成、客先打合せ等
13:00~17:30 現場巡視、書類作成、客先打合せ等
17:30~18:00 翌日作業打合せ、翌日準備他
18:30 退社

先輩からのメッセージ

ポンプを扱う仕事は、一般的に目立たない仕事かもしれませんが、実際には多くの人々の生活を陰で支え、地域社会の発展に大きく貢献する非常に魅力的な職務です。その分、大きな責任も伴いますが、やりがいも計り知れません。高い専門性を活かし、責任を持って未来に残る仕事をしたいという方には、非常に適した職場だと自信を持っています。もしご縁があり、トリシマに興味を持っていただけたら、ぜひ一緒に頑張りましょう。

先輩からのメッセージ

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