ニュートン力学に惹かれ、行き着いたポンプの世界。
トリシマならではの仕事に強い意欲を感じています。
入社: | 2017年 |
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出身: | 生産・建設システム工学専攻 修了 |
スペインオフィスで、アプリケーションエンジニアをしています。お客様の求める仕様に応じて、最適なポンプを選定、設計、図面作成をするところから、価格交渉や技術面のアドバイスなどまで行います。お客様から提出される仕様書は100ページ以上に及ぶこともあり読み込むだけでも一苦労ですが、どんなに難しい要求でも、絶対に突破してやる! と頑張って自分なりにベストな提案が出せ、それに対してお客様から「他社ではできなかった、ありがとう」と言ってもらえたときは本当に嬉しいですね。
今は海水淡水化プラント向けの大型・高圧ポンプなどを担当することが多いですが、イギリスに駐在していた頃は、「フィッシュ・フレンドリー・ポンプ」なんていうちょっと変わったポンプにも携わりました。ヨーロッパで絶滅危惧種となっているウナギが、ポンプに吸い込まれて命を落とすのをなるべく防げるよう、インペラ(羽根車)を少し優しく改良したものです。
理系だった両親の影響からか私にとって工学は身近なもので、さらにニュートン力学のような直感に従う力学分野に惹かれ、将来は技術方面に進もうと子どものころから当たり前のように思っていました。高専では機械工学を専攻、流体力学の研究室では、CFD解析を使って波浪発電タービンの研究をしていました。だから、OBによる会社説明会でトリシマも同じCFD解析を応用していると聞き、親近感を覚えたんです。それに加え、富士山より高い位置まで水を揚げられる高圧ポンプや、世界でも数社しか造れない、水が超臨界圧に達する条件でも運転できるポンプなど、ニッチなポンプをたくさん造っているところも面白そうだなと思いました。
やはり英語力でしょうか。とくに2022年4月にイギリスに赴任してからは、オフィスにはスコットランド人、スペイン人、フランス人、日本人は私の他にもう一人いましたがあまり話すことがなかったので、英語力は鍛えられました。スコットランド訛り、スペイン訛り、フランス語訛りはだいたい分かるようになりましたね(笑)。最近は、スペイン語を勉強しています。
また、駐在経験から広い視野が身についたと思います。「所変われば常識も変わる」。たとえば、シャワーが急に出なくなって大家さんに連絡しても、修理までに何日もかかる。でも海外で生活しているとだんだん、そんなものだと分かってきます(笑)。イライラしてもしょうがない、「ま、いっか」と泰然自若としていられるようになりました。むしろ、そういった文化や考え方の違いを楽しんだり、その背景にあるものを考え、より建設的な意見が出せるようになりました。
下調べや戦略の構築を怠らなければ、上司や同僚も意見をしっかりと反映してくれ、意見や希望が通ることが多いです。とくに海外支社では、本社に比べて規模が小さいこともあってか、フットワークが軽く、意思決定も早いです。責任が伴いますが、その分やりがいはあります。仕事の進め方も日本とは全然違うことがあり、本社との間に入ってコミュニケーションの橋渡しをするのも私の仕事の一つです。お互いの意見がぶつかることもありますが、いざというときの団結力はすごい。とくにお客様の現場でトラブルがあったときなどは、本社と支社、部署間の壁を超えて一緒に解決しよう、というカスタマーファーストの精神は全社共通していると思います。
8:30~9:00 | 勤務開始 |
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9:00~10:30 | メールチェック、タスク整理、本社と打ち合わせ(時差が7時間あるので本社との連絡関係は可能な限りこの時間帯で済ませる) |
10:30 | コーヒー休憩、クッキーやリンゴをかじる(昼食が遅いのでいったん何か食べる) |
11:00 | ヨーロッパ営業(イギリス・フランス・スペイン)とのミーティング |
11:30~14:30 | デスクワーク、営業と打ち合わせ |
14:30 | 昼食 |
15:10~17:00 | デスクワーク |
17:00 | 退社 |
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