人の命と財産を守る、雨水排水ポンプ場。
自分の仕事に誇りを持って取り組んでいます。
入社: | 2016年 |
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出身: | 海洋機械工学科 卒業 |
ポンプ場の機械設備のプラント設計をしています。具体的には、現地調査から機器の手配、施工図の作成、仕様書の作成、検査関係など、業務は多岐にわたります。目立つ仕事ではないのでイメージがわきにくいかもしれませんが、たとえば家で当たり前のように水が出てくるのも、トイレやお風呂などの生活排水が流れていくのも、実は裏でポンプが水を運んでいるからです。そんなポンプ場を設計する、大変やりがいのある仕事です。
受注してから短くても1年、長いときは3、4年、工事には、協力会社や役所の担当者、エンジンやバルブなどポンプ以外の機器のメーカーさんなど、たくさんの人が関わります。工事の途中はいろんなトラブルもありますが、その都度みんなで乗り越え、ついに完成してポンプから勢いよく水が出た瞬間、それまでの苦労も吹き飛ぶ達成感がありますね。
大学時代は船が好きで、船に搭載されているエンジンを冷やす熱交換器という装置の研究をしていました。もちろん船にもポンプはあり、存在自体は知っていたのですが、正直そんなに興味はなくて。ただ、教授からトリシマという大阪のポンプメーカーで大学のOBが活躍していることを聞いて興味がわき、トリシマの企業説明会に参加してみたんです。説明会では、大学の先輩が仕事についてとても分かりやすく話してくれ、自分の中でポンプの仕事のイメージがわいてきました。それに、その先輩を通して感じるトリシマの雰囲気は、明るくて活気があって楽しそう。ここで働きたいという気持ちが強くなりました。なかでもやっぱり、大学で勉強したことを活かしたかったのでプラント設計の仕事を希望し、その通りの部署に配属していただけたのも嬉しかったです。
社員を大切にする、ワークライフバランスの取れた会社だと思います。とくに近年は、男性の育児休暇取得も進んでいて、実際、私も子どもが産まれてすぐの頃、3ヶ月間休ませてもらいました。仕事は暇なわけではありませんでしたが、上司に話すと「いいよ」と気持ちよく承諾してくださって。おかげで妻と一緒にみっちり育児に集中できました。子育ては仕事とはまた違う苦労もあるけれど、赤ちゃんの期間というのは一生のうちでとても短く、親にとっても子どもにとっても貴重な時間だと思います。子育てをしている中で父親の自覚も生まれ、復帰後も頑張ろう! という気持ちになりました。トリシマでは、男性の育児休暇も普通、というムードになってきており、とてもいいことだと思います。
入社4年目で担当した広島県の雨水排水ポンプ場の更新工事です。最近は、全国各地でゲリラ豪雨が頻発していることから、どこのポンプ場でも対策が検討されており、このポンプ場でも排水容量を増やしたいというニーズがありました。しかし、ポンプだけを容量アップしても水が流れてくる水槽の寸法や形状がそのままだと、水槽内の流れが速くなってしまい、ポンプの能力低下や振動、騒音につながる「渦」が発生してしまうんです。この渦の発生を防止するために、トリシマが独自に開発した渦対策技術を提案しました。これは水槽に対策を施すのではなくて、ポンプ本体に渦対策装置を取り付ける方法になります。そのためポンプ重量が重くなることから、ポンプを支える床の荷重を検討しました。また、CFD解析でシミュレーションして渦の発生状態や対策の効果検証を行うなど、私にとっては初めての挑戦も多くとても苦労しましたが、上司や先輩社員の助けもあって無事竣工することができました。
広島は私の地元なので、思い入れのある機場でもあります。雨水排水ポンプ場というのは、普段は動かないけれど、いざというときには稼働して河川の氾濫を防ぐ非常に重要な存在です。このポンプ場も、現在も雨が降った時は問題なく稼働しているようで、そこで暮らしている人の命と財産を守っている。そう思うと、自分の仕事に強い使命感と誇りを持てます。
8:00 | 勤務開始 |
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8:30~9:00 | グループミーティング |
9:00~11:00 | 施工図 作成 |
11:00~12:00 | 機器図 チェック |
13:00~16:00 | 現場調査(外出) |
16:00~17:00 | 帰社 |
17:00~18:30 | 現場調査結果 まとめ |
19:00 | 退社 |
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