ポンプはインフラに関わる重要な機械。
設計としての醍醐味を感じながらも、
責任感をもって仕事をしています。
入社: | 2014年 |
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出身: | 工学系研究科 機械システム工学専攻 修了 |
高圧ポンプの設計業務に携わっています。設計の仕事は、ポンプの図面を作成して手配するだけと思われがちですが、そうではありません。基本業務として、お客様の仕様に合わせて見積りされた情報(必要な流量や圧力、付属品など)をもとに、どのようなポンプにするかを計画し、それを図面に起こし、製造部門に部品の手配を依頼することはもちろん、「承認図」と呼ばれるお客様用の図面も作成します。
お客様にご満足いただけるポンプを納入し、ポンプを安全にご使用いただくためには適宜打合せもしますし、現地調査も行います。もちろん、社内での活発なコミュニケーションも重要です。この仕事の醍醐味は、ポンプ本体から細かな部品まですべてを自分で設計できることです。自分が設計したポンプは我が子のようですし、現地で稼働している姿を見ると、とても達成感があります。
大学で流体力学を学んでいたので、ポンプに関する知識はある程度ありましたが、お客様の質問に答えるためにはそれだけでは太刀打ちできないと実感しました。そこで、プラントの知識やポンプの付属品について、先輩に教えてもらったり技術資料を読み込んだりして知識を増やしていきました。時にはお客様に教えていただいたこともあります。知識が増えただけでなく、社内外の色々な方とのやり取りを通して、相手を思いやる気持ちやコミュニケーション能力もアップしたと感じています。
入社4年目の時に担当した、海水淡水化プラント向けの送水ポンプの設計です。その案件は納期が半年と短く、かつポンプが今までに実績のないサイズだったので、すべての部品がイチからの設計でした。それは初めての経験で当時の私には大仕事だったのですが、先輩や他部署の人の力も借りながらなんとかやり遂げ、無事に出荷することができたときは嬉しかったです。この仕事を任せてもらえたのは、日頃から手を抜かず必死に仕事をしてきたからだと思いますし、「やります!」と手をあげれば受け入れてくれる社風のおかげではないでしょうか。
ポンプの基本となる流体力学、熱力学、材料力学、機械力学の知識が活かせています。ポンプを設計するうえで強度計算がメインとなりますが、新しいポンプの開発やトラブル対応をする際には他の知識も必要となります。新入社員教育のなかでポンプ技術に関する授業もありますし、業務をしながら学ぶこともあるので、入社前に気負う必要はないと思います。
ポンプはインフラに関わる機械なので、少しのミスがお客様に金銭的な損害を与えるだけでなく、水や電気を止める事態を引き起こします。最悪の場合には人命に関わる事故につながる可能性もあるので、責任感を持って仕事をしています。
8:00 | 勤務開始(メールチェックなど) |
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8:30~10:00 | 業務改善について社内で打ち合わせ |
10:00~12:00 | デスクワーク |
13:00~14:00 | お客様と打ち合わせ |
14:00~18:30 | 図面作成などデスクワーク~合間に少しカフェで休憩~ |
18:30~19:00 | 業務の振り返り、翌日の業務整理 |
19:30 | 退社 |
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