国内外のお客様を訪問し、何度も対話を重ねてニーズを把握。要求される仕様を満たすポンプを提供するのはもちろん、コストダウンや省エネ提案など、お客様に「ソリューション」と「感動」を与えることがトリシマの営業です。また、市場状況について情報収集を行い、新製品開発の戦略を立てるのも重要な仕事です。

営業がお客様から依頼された案件について、どの形式のポンプを適用すれば求められる仕様を満たせるかを選定。調達部門や設計部門に照会して技術的、価格的検証を行い、見積り書と同時に仕様書と図面を提出します。市場環境や他社との競争状況も考えながらベストバランスを導き出します。

当社が納入したポンプのメンテナンスや部品交換などを行います。また、ポンプのプロとしてさらに一歩進み、ポンプ設備をより効率的に使っていただけるよう、最適な省エネソリューションも提供。既存ポンプの仕様を見直し、最新の技術を用いてアップグレードするREDU®（Re Engineering & Design Up）もトリシマ独自のサービスです。

ポンプのスペシャリストとして製品をカスタマイズするのはもちろん、製品製作のための図書・図面を発信。技術力はもちろん、「正確性」「スピード」「柔軟性」など様々な能力が要求されます。設計というと、図面に向かってもくもくと作業というイメージがあるかもしれませんが、他部署との連携も多く、実はコミュニケーション能力も非常に重要なスキルとなります。

お客様のニーズや市場動向に合わせて、新しいポンプの研究、開発を行います。とくに昨今は、「省エネ」「省資源」を実現するために、「世界一への挑戦」というスローガンを掲げて、高速・小型・高効率ポンプの開発を推進。大規模なPCクラスタシステムを利用した最先端の解析システムを駆使してシミュレーションと検証試験を重ね、最高品質の製品を生み出しています。

快適な暮らしに欠かせない上下水道設備や大雨などの自然災害から街を守る排水機場など、安心・安全を実現するポンプ設備を提供。ポンプはもちろん、ポンプを動かすモータや水の流れを制御するバルブなどの付属機器、設備全体を離れた場所で見守る監視設備まで、プラントの設計・施工・アフターサービスをトータルにエンジニアリングしています。

ポンプを造るのに必要な材料や部品を、よりよい品質で、より安く、より早く仕入れてくる仕事です。製品知識はもちろん、原材料の市況情報、コストを抑えるための取引先選定、価格・納期面での交渉力など広い知識と能力が求められます。 近年では海外での材料や部品の調達が進んでおり、世界規模での活躍ができる仕事です。

ポンプ製造において、最初の工程となるのが鋳造部門です。1,300度を超える溶湯（溶けた金属）を型に流し、複雑な形状の部品へと生まれ変わらせます。トリシマは自社内に鋳造工場を持つ国内屈指のポンプメーカーであり、長年のノウハウと最新の鋳造シミュレーションにより高品質の鋳造製品を生み出しています。

他社から調達したり鋳造部門から送られてきた素材を、旋削、研磨、穴あけ、タップ立て、フライス加工などを組み合わせて加工し、組立工程に渡します。直径4メートルを超えるような大きなポンプでも、100分の1ミリ単位で加工するなど高度な技能が求められます。

大きく分けてケーシング、回転体、軸受、軸封部から構成される部品を組み合わせ、ポンプとしての形にします。組立では、嵌め合い精度の高い部品の組合せを行うため、大小問わず、つねに水平、垂直を意識して組み立てる必要があります。別名「仕上げ」と呼ばれる組立部門は、愛情を込めてポンプを組み立て、お客様のもとへ送り出しています。

受注前の納期確認から、受注後の大日程作成、出図、素材、加工、購入品の部品工程管理及び、組立・試験・塗装・出荷までの工程調整・管理を実施します。また、鋳造・機械・組立・試験の負荷管理を現場（ポンプ製造部・品質マネジメント部）と行い、工程調整に反映させていきます。

設計された部品や製品をどのように効率よく製作するかを考える部門です。また、ポンプが完成するまでに必要な鋳造・加工機械・組立・試験設備などを検討し導入するなど、生産プロセスの設計・改善を行います。さらに工場電源管理から設備の維持管理まで、工場全体の設備の維持・改善を行っています。

当社が製作、納入する製品の品質が、仕様書で示されている要件を満たし、品質水準に適合しているかを徹底的に確認し、お客様に満足いただける製品に仕上がっているかを管理する仕事です。また逆に、購入部品（ポンプの一部となる部品など）についても受け入れ検査を行い、その品質を厳しくチェックしています。トリシマの信頼を決める重要な仕事です。

トリシマで働くすべての人が活き活きと、最大限の能力を発揮できるようあらゆる面からサポートします。採用、教育、評価、福利厚生のほか、社会保険や給与計算など極めて重要な個人情報も扱います。一人でも多くの従業員の顏と名前を覚えられるよう積極的に他部署へ足を運び、コミュニケーションを深めることも仕事の一つです。

すべての部署が快適・健全に働ける社内環境を整えるのが仕事です。備品の管理・発注や郵便物の受取・引渡などから、防災設備管理、社内規定の作成・更新、株主総会の運営、社内イベントの企画・運営まで、業務範囲は非常に広範囲に及びます。裏方ながら大変やりがいのある仕事です。

トリシマの製品が品質や価格面でお客様に満足いただけるものだったとしても、法令に適合したものでなければ真にお客様から信頼され、社会的責任を果たしているとは言えません。法務では、安心して自部署の専門業務に取組めるよう各部門にリーガルサービスを提供。顧問弁護士や経営法友会等社外の方々と情報交換等を行い、自分の専門性を深める機会もあります。

日々の資金管理や会計処理に始まり、予算管理、原価管理、税務申告、経営情報の開示など多岐にわたります。また、会社財産の保全や正しい財務情報を提供するための内部統制活動も行っています。その他、収支を管理しながら金融機関などとの折衝や為替管理などの業務も行います。

広報では、会社案内や製品カタログなど販促ツールの製作から、ウェブサイトの企画・編集、展示会での出展サポート、専門誌やテレビ取材の対応まで、さまざまな媒体を通して「トリシマがどんな会社か、何が強みか」を広く社会に伝えます。IRでは、決算説明資料の作成や決算説明会の開催、機関投資家及びアナリストへの対応などを担当します。

海外にある支社支店や子会社が本社と同じよう正常に快適に機能できるよう、人事面や財務面の管理をはじめ、海外取引における契約チェック、海外赴任者の各種手続きなど、本社からバックアップします。また、本社従業員の海外出張時には航空券や保険を手配し、海外でも安心して業務にあたれるようサポートします。

全社情報システムやネットワークの構築と運用から、セキュリティ管理、日々のパソコントラブル対応まで、ITの観点から会社をサポートする仕事です。ITの活用がビジネスの発展に重要度を増す今、大変重要な部門となります。