IR情報
CEOメッセージ

社会に欠かせない企業をめざして。
110年の歩みを未来へつなぐ。
2025年5月
代表取締役CEO
株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、心より御礼申しあげます。
私たちトリシマグループは、人々の生活に欠かせない「水」と「電気」のインフラを支えるポンプを通じて、創業以来100年以上にわたり、広く社会に貢献してまいりました。
2021年5月に策定した中期経営計画においても、「社会に欠かせない企業」をめざし、創業110周年を迎える2029年度に向けて取り組むべき課題を「マテリアリティ(重要課題)」として定め、一つひとつ着実に取り組んでいます。
おかげさまで、2022年度には当初の2029年度目標を7年前倒しで達成し、新たに「売上高1,000億円規模」「営業利益率10%以上」「ROE10%以上」という目標を掲げました。
世界は先行きが見通しづらい不確実な時代を迎えていますが、水不足の解消や電力の安定供給、省エネルギーといった人々の生活基盤を支えるインフラのニーズは変わることなく存在し、幸いにも当社のポンプ製品は、お客様に求められ続けています。こうした環境下において、トリシマグループは、国内外で受注活動を繰り広げた結果、着実に売上高1,000億円規模に近づきつつあります。
一方、売上高1,000億円規模に向けて生産体制の改革も進めていたものの、とくに海外で想定を上回るスピードで受注が増加したことにより生産プロセスに一部混乱が発生し、この影響で2024年度は想定以上のコスト増を招き、営業利益率10%以上にはまだ一定の距離があるのが現状です。
2025年度は、生産プロセス改善に向けた取り組みを徹底するとともに、将来を見据えた新たな領域にも果敢に挑み、2029年度の目標達成に向けて全社一丸となって邁進していきます。
今後とも、すべてのステークホルダーの皆さまにより大きな価値を提供できるよう努めてまいりますので、引き続きご支援賜りますようお願い申しあげます。