サステナビリティ

CEOメッセージ

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代表取締役CEO

原田耕太郎

世界はいま、気候変動、人口問題、水・食料不足、エネルギー危機、感染症、貧困、紛争といったようなさまざまな課題を抱え、国連が採択した「持続可能な開発目標(SDGs)」や「ESG経営」など、社会課題の解決をめざす動きが加速しています。

これら課題に対してトリシマには何ができるのか、何のために存在しているのかを「トリシマのパーパス」として再定義しました。

トリシマのパーパス:
ポンプの力で、暮らしと命と未来をつなぎ、サステナブルな社会を実現する。

トリシマは、1919(大正8)年の創業以来100年以上もの間、日本国内はもとより世界100か国以上に、社会の心臓とも言われる「ポンプ」を届けてきました。心臓と同じように表からは見えませんがポンプはつねに動いており、上下水道施設やかんがい施設、雨水排水施設、発電所など、人の命にも関わる「水と電気」のインフラの中で重要な役割を果たしています。

一方、国内ではエネルギー消費量の実に3割がポンプの稼働による消費と言われており、カーボンニュートラル社会実現のためにも、ポンプでいかに省エネできるか、その重要性は増しています。トリシマは、創業当時からつねに効率の高いポンプづくりを追求してきました。2009年度からは「ポンプdeエコ」活動と題し、ポンプでの省エネを普及する活動を続けています。

また、世界のエネルギー市場ではパラダイムシフトが起こっており、火力発電の燃料が石炭から、CO2を出さない次世代エネルギーへと転換されようとしています。これに向けたポンプの研究開発にも着手し、2022年には火力発電所のアンモニア混焼実証事業にも参画。さらに先を見据えた水素ポンプの開発にも果敢に挑んでいます。

いずれにおいても、これらの課題を解決するのは「人」であり、経営の重要課題(マテリアリティ)のひとつとして「社員活力の最大化:人財育成・ダイバーシティ&インクルージョン」を掲げています。

トリシマはこれからも進化を続け、社会に欠かせない企業として、グローバル市場で持続的な成長を遂げていきます。

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