エコポンプニュース エコポンプニュース Vol.13出前ポンプ省エネ講習会仕様の見直し繊維

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余裕と称するムダ

ポンプ設備設計(選定)においては、ポンプ定格仕様決定時の余裕(全揚程・流量)、設備配管設計時の余裕、ポンプメーカによる選定時の余裕等、大は小を兼ねるという安心感により多くの余裕が積み重なっていることが多い。そのため、定速運転にも関わらずインバータが採用されている。仕様の見直しや最適化を行うことにより、余裕と称する無駄を省き節電に繋がるケースが多い。

ポンプ省エネ講習会

では、仕様の見直しや適正化はどのように行えば良いのだろうか?
そんな疑問に答えることができるのが、ポンプ省エネ講習会。最適なポンプの仕様を決定するには、ポンプに関する知識が必要である。
当社では、購入時のポンプ選定のお手伝いだけでなく、お客様の元へお伺いしポンプ講習会を行っている。ポンプ講習会内容は様々であり、ポンプの省エネ・省力化や延命化(メンテナンス)についてなど、お客様のニーズをお伺いした後、講習会内容を決定している。

約66%節電

某繊維メーカにて、全揚程・流量の決定方法、ポンプの直列・並列運転の違いについて等、仕様設計方法についての講習会を行った。講習会後、早速お客様にてポンプ仕様の最適化が検討された。すると、排水ポンプに多くの余裕値が含まれていることがわかり、仕様適正化が行われた。排水ポンプの仕様適正化を行うことにより、モータ容量を15kWから11kWへ変更。年間約90,000kW(約66%)の節電効果となり、約27tのCO2削減効果となった。 余裕と称する無駄をなくすことは、省エネの有効手段の1つである。

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