~日本のために、トリシマができること~
今、なぜ「ポンプdeエコ」かPump de eco

東京電力に引き続き、関西電力、九州電力などが電力料金の値上げに踏み切り、その他の電力会社でも値上げの可能性が高まってきています。東日本大震災が引き起こした原発事故により、日本の電力不足は深刻になり、今や節電や省エネは、かつての「できたらいい」という理想論から、
「しなければならない」という切羽詰った状態になってきているのが現実です。
また、原発稼働率の低下により、多くの火力発電所を動かした結果、2011年度の二酸化炭素排出係数は平均36%も増加。工場やビル、企業の設備担当者など、現場ではさらなる省エネ対策が求められています。
私たちトリシマが提案する「ポンプdeエコ」は、さまざまな省エネ対策をやり尽くした方々にも、さらなる省エネができることを知っていただくための、いわば普及活動。「ポンプで世界を救う」をテーマに、ポンプ一筋で続けてきた専業メーカーとして、いまこそ社会に貢献するときだと強く感じています。

というのも、ポンプはもともと、とても消費エネルギーの高い機械。日本で消費される電力量のうち約28%がポンプで占められていると言われています。逆に言えば、それだけ省エネの余地があるということです。実際、もし日本中のポンプで合計20%の省エネができれば、年間、560億kWhの消費電力削減、3,100万トンの CO2排出量削減が可能です。コストダウンは8,400億円にものぼります。



一方、ポンプのライフサイクルコストは、約90%が電力費。ポンプの平均寿命を15年と考えると、効率の悪いポンプを使っていたり、必要以上の仕様で運転していたりすると、15年間ものあいだ、ムダなコストが流れていくことにもなるのです。
「うちは大丈夫。インバータも入れているし、これ以上の省エネなんてできない」
本当にそうでしょうか?
「ポンプdeエコ」活動の中で、私たちポンプのプロがさまざまな現場をまわり、ポンプ診断をさせていただいて分かったのは、ほとんどの現場で「必要以上の仕様で運転している」ケースがとても多いという事実です。
これは、
(1)「大は小を兼ねる」安心感から、余裕のあるポンプを使っていること、
(2)ポンプの選定法が分からないまま適当なポンプを入れていること、
(3)ムダなエネルギーを消費していると分かっていても、壊れたわけではないので、「取り替えるのがもったいない」という気持ちからきていることなどが挙げられます。

トリシマは1919年の創業以来、おもに、上・下水道設備や排水機場、海水淡水化プラントや発電所向けなど、大型で特殊な高圧ポンプを数多く製造してきました。これらの大型ポンプは、一台一台受注生産で、極めて高い安全性とエネルギー効率のよさが求められます。
こうした中で培った極めて高度な専門技術を小型タイプにも活かし、とことん省エネにこだわったポンプが「エコポンプ」なのです。
トリシマではこれを、「小型ハイテクポンプ」と位置づけ、汎用ポンプながら、一つひとつの仕様やニーズに合わせてカスタムメイドするセミオーダー方式にこだわっています。

上水道用長距離送水ポンプ場
【アブダビ】

発電所でのボイラ循環ポンプ
【インド】

下水送水用中継ポンプ場
【香港】

海水淡水化プラントでのRO高圧ポンプ
【オーストラリア】
エコポンプの特長について詳しく見る

2012年度だけで627事業所、8,060台の省エネ提案を行わせていただきました。
飲料メーカーや製薬会社の製造工場、病院福祉施設やアミューズメント施設、ホテルやプール、入浴施設など、大型工場から公共施設、商業施設、町工場まで幅広い業種のさまざまな設備にエコポンプを導入し、省エネを実感していただいています。
「今まで省エネはインバータが一番だと思っていましたが、インペラカットとIE3のモータでこれほど省エネできるとは思っていませんでした」
「電力費を大幅にカットできました。節電にエコポンプを使わない手はありません」
「大満足。エコポンプにするだけで、本当に省エネができます!」
など、多数のご満足の声をいただいています。
中には、年間消費電力量を55.1%削減できた例もあります。エコポンプニュースvol.25
ポンプde省エネ講習会にぜひご参加ください。
私たちには、ポンプメーカーとして培った多くの技術と経験があります。
そのノウハウをより多くのお客様にお伝えするため、トリシマでは、無料の講習会を開いています。実際のポンプに触れ、その省エネ効果を実感していただいたり、ポンプの省エネについて分かりやすく学んでいただいたり、ウェブサイトでは伝えきれないことが盛りだくさんです。ぜひ一度、気軽に参加してみてください。
次はあなたの現場で、「ポンプdeエコ」を実践する番です!
ポンプde省エネ講習会
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