エコポンプニュース エコポンプニュース Vol.79TR-COM(回転機械簡易モニタリングシステム)
梅田スカイビルにて現地見学会実施中!
お知らせIot(TR-COM)

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※2019年4月時点の原稿です

TR-COMとは、「全て(Total)の回転機械(Rotating machinery)の状態(Condition)をモニタリング(Monitoring)する」の略称です。トリシマが開発した、IoTを活用したポンプなど回転機械のオペレーション&メンテナンスを支援するシステムです。

小型データ収集器(センサ)を回転機械に取り付けることで、振動や温度のデータを取得し、機械の状態を把握することが可能になります。また、収集したデータをもとに、機械の異常を早期発見でき、機械故障によるトラブルや損失を未然に防止。PCやiPhoneがすでにお手元にある場合は、中継器やソフト、工事が不要で、センサを購入するだけで簡単に導入ができます。とはいっても導入には慎重になりますよね。そこで、TR-COMの使い方、動作やメリットを実感していただくための現地見学会を始めました。

梅田スカイビルでの見学会

大阪、梅田の新都心「新梅田シティ」の中核施設である梅田スカイビル。その独創的な特徴ある外観に、初めは驚いた方も多いのではないでしょうか。高さは約173メートルあり、地上40階建てのビル2棟を上部で連結しています。39階には空中レストラン、40階には展望ギャラリー、屋上には大阪の街並みを一望できる空中庭園展望台があります。建物内部にはショップや飲食街が備わり、ビルの南側には自然あふれる庭園が取り囲んでいます。2008年には、イギリスの有名雑誌に掲載された「世界の建築トップ20」に日本で唯一選ばれており、府民はもちろん、国籍を問わず観光客から愛されている大人気スポットです。

新梅田シティ全体に電気・熱エネルギーを供給しているのは、梅田スカイビル内の「MACHINE ZOO」と呼ばれる熱源機械室です。その名の通り、それぞれの機械には動物や恐竜に例えたニックネームがつけられており、色とりどりの壁に囲まれた華やかな機械室になっています。

「MACHINE ZOO」の中ではトリシマのポンプが複数台運転しています。それらのポンプや別フロアの回転機械でTR-COMが活躍しています。各機器に小型センサが取り付けられ、振動や温度のデータを24時間取得し、機械を見守っています。

▲梅田スカイビルの外観

ツアー詳細

現地見学会では、初めにTR-COMの概要を動画とパワーポイントを用いてご説明します。その後、実際に小型センサが取り付けられている機械室へ向かい、データ収集を行います。小型センサは約20台。普段の点検では危険なはしごを登らないと、直接の計測ができないような高所でも、Bluetoothを介し約5メートル離れた階下からデータ取得が可能です。その他どのような場所に設置が可能か、どんなデータが取れて、それにより何が分かるのか、Webのトレンド画面やFFT機能について、現地でTR-COM専門のトリシマ社員が疑問にお答えします。

▲MACHINE ZOOの様子

■ TR-COMの主なメリット

①無線方式のため、配線工事が不要で設置が簡単
②エリア内20m離れた場所から、データを安全・簡単に収集可能
③取得したデータはクラウドに保存され、トレンドデータ、レポート、FFTが作成でき、経験に
かかわらず誰でも異常発見が可能

TR-COMのプロモーション動画はこちら
www.torishima.co.jp/img/outline/movie/video01.html

これからはIoTで傾向管理を行い、回転機械の異常を早期発見、
手間を削減して機械を安全に管理しましょう!

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