エコポンプニュース エコポンプニュース Vol.66群馬県にて「ポンプdeエコ」出張講演!
短時間で学べるポンプの省エネ
仕様の見直し省エネ講習会その他業種

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※2017年2月現在の原稿です

近年省エネへの関心が高まる一方で、どのように省エネに取り組めばよいかわからない、という声も多いのが実態です。エネルギー管理指定工場等連絡会では、省エネ法で第一種、第二種に指定されている工場などで会員が構成され、各地区会で行われる講演会を通して、合理的かつ効果的に省エネの最新情報を共有することに努めています。

 去る2016年12月22日に群馬県太田市にある「テクノプラザおおた」でエネルギー管理指定工場等連絡会 群馬地区会が開催されました。群馬県にある約50社の企業が参加され、トリシマを含む5社、そして関東経済産業局がそれぞれ省エネに関する事例発表、講演を行いました。トリシマは2009年から活動を行っている「ポンプdeエコ」を紹介させていただきました。「ポンプdeエコ」とは、ポンプで省エネを提案するソリューション提案です。

ポンプdeエコ

講演会で発表した内容から3つを抜粋してご紹介します。

①省エネ効果が大きいポンプ

ポンプの中でも省エネ効果が大きいポンプがあります。とくに、バルブで吐出し量を絞って運転しているポンプ、そしてインバータで固定速運転しているポンプは必ず省エネすることができますので、お心当たりのある方はぜひ一度トリシマへご連絡ください!

② ポンプとモータのマッチング

トリシマはポンプだけではなく、モータについても説明させていただきました。高効率モータは効率が高い一方で、回転速度が速いです。そのため、モータのみで高効率化を行うと、運転点が上がり、「電流値が上がった…」「省エネ効果がない…」と思うような省エネ効果が得られない可能性があります。
しかし、ポンプとモータのマッチングを考慮し、ポンプにインペラカットを施すこと等により、エネルギーの増加分は解消され、省エネに貢献できます。

③ポンプのライフサイクルコスト

汎用ポンプというのは、設備に必要な吐出し量、全揚程が満たせていれば、あとはいかにイニシャルコストが抑えられるかで選ばれる方が多いです。しかし、ポンプのライフサイクルコストでは、約90 %が電力費で、イニシャルコストはわずかです。ポンプの寿命を15年とすると、イニシャルコストだけを考えて効率の悪いポンプを使用したり、必要以上の吐出し量、全揚程で運転していたりすると、15年間ものあいだ、ムダなコストが発生することになり、省エネとはほど遠くなります。

ご感想

「ポンプdeエコ」の発表後に、今年度の本大会幹事である王子製鉄株式会社群馬工場製造部の小川様と高田様に感想をいただきました。

広げよう省エネの視野

今回のトリシマの発表で、省エネに関心のある方々に短時間でポンプの省エネ方法を共有し、ご理解いただけて嬉しく思います。
トリシマでは、ポンプの省エネを学びたい方のご依頼に応じて、講演、セミナー等をご希望の場所に出張して行ないます。そして、大阪府高槻市にある本社での講習会では、工場見学をはじめ、様々なプログラムを用意しています。

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