エコポンプニュース エコポンプニュース Vol.36今の電力料金値上げ対策で十分ですか?お知らせ

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※2013年3月現在の原稿です

定期点検は省エネポンプへの取替えチャンス

東京電力に続き電力会社による電力料金の引き上げが広がりつつあります。
2013年4月以降には関西電力が平均19.23%、九州電力が平均14.22%の値上げを計画し、その他の電力会社でも値上げが検討されています。
また原発稼働率が低下し、代替で火力発電を稼働したことにより、2011年度の二酸化炭素排出係数は平均36%増加しました。結果、現場では更なる省エネ検討が求められています。

定期点検にポンプの省エネ化

ポンプは1日24時間稼働している場合が多く、ポンプを停止できる期間は限られています。多くの企業は、5月のゴールデンウィーク、8月の盆休み、1月のお正月休み等、企業の休みや製造ラインを停止する時期に合わせて、定期点検をします。また、その際にポンプの更新やオーバーホール等を行います。
従来、ポンプの定期点検といえば、既設ポンプと同等ポンプへの取替えや部品交換が主な内容でした。しかし近年、定期点検の内容に変化が出ています。
ポンプを停止できるチャンスを活かして、ポンプの省エネ化を行い電力値上げ対策を実施されるお客様が急増しています。

省エネポンプへの取替え or オーバーホール

据付費用やポンプ購入費用の面から、古いポンプをオーバーホールし継続使用する、あるいは、同じポンプを再購入されるお客様がいらっしゃいます。
また、ランニングコストを検討された上で、省エネタイプのエコポンプを選定されるお客様もいらっしゃいます。ポンプが15年間稼働した場合のライフサイクルコストにおいて、据付費用やポンプ代金等のイニシャルコストの占める割合は小さく、ランニングコストである電力費の割合が約90%です。
省エネタイプのエコポンプへ取替えることで、電力費を削減し15年間で288万円のコスト削減を実現した事例もあります(上図)。

弊社が開催する『ポンプde省エネ講習会』参加者のアンケートでは、

「修繕費(メンテナンスコスト)の観点から見ると、従来の方法(そのままオーバーホール)が一番抑えられると思うが、 省エネの観点からみると、20年前のポンプを大切に使うより、思い切って更新した方が電力デマンドも下げることができ、電気代の基本料金と従量料金を二重に下げられる

「老朽化したポンプの取替え時に必ず省エネを検討する」

「5月のゴールデンウィークに、既設ポンプから省エネ効果の高いエコポンプへの取替えを検討する」

と記入される方がいらっしゃいます。

短時間にできる電力削減施策は限られています。そんななか、エコポンプによる省エネ対策は、動力設備の中で比較的短時間で実施することが可能で、電力値上げ対策のために5月のゴールデンウィークにポンプの省エネ化を実施されるお客様もいらっしゃいます。
また、弊社が開催しているポンプde省エネ講習会』の参加者には、8月や1月のポンプの定期点検時にポンプの省エネ化を計画されている方も多数いらっしゃいます。

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