エコポンプニュース エコポンプニュース Vol.15三相誘導モータ高効率化のみは増エネ!?⾼効率化お知らせ

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エコポンプ+超高効率モータ採用にて悩み解消

近年、節電・省エネのためポンプに高効率モータの導入を行っている企業が多い。国内の産業用モータの普及台数は約1億台であり、産業部門全体の消費電力量の約50%※1を占めている。モータは相当量のエネルギーを消費する機器であり、エネルギー効率向上の主要因として注目されている。
一部のメディアでは、日本国内において2015年に超高効率モータ(IE3)レベルの三相誘導モータの省エネ規制導入が報じられている。

モータ高効率化による増エネ

モータ等の機器の高効率化は省エネ対策の有効手段である。但し、モータの高効率化のみは注意が必要である。高効率モータを導入後、電流値が上がっているケースがある。
高効率モータは、損失を低減しているため標準モータに比べ一般的に回転速度が速くなる。そのため、ポンプの取替えは行わず、モータのみ標準効率モータから高効率モータに交換した場合、流量および全揚程が増加傾向になり消費電力が増加する場合がある(右図)。

エコポンプ&TUモータ

当社は、ポンプメーカの中でもいち早く高効率モータ(IE2)より更に効率の高いTUモータ(IE3、超高効率モータ)を採用している。
また、超高効率モータを採用しても増エネにならないようにインペラカット(インペラの外径加工)を行っている。インペラカットを行うことにより、TUモータにより増加する回転速度分を調整することが可能であり、TUモータの高い効率を活かしつつ消費電力量およびCO2排出量の削減が可能である。
実際、ポンプの設備仕様点はそのまま、当社の高効率のエコポンプとTUモータに取替えて頂いたことにより、某飲料工場では消費電力量を29.9%、年間CO2排出量を5.9t削減、また都内某ビルでは消費電力量29.4%、年間CO2排出量8.1t削減をポンプ1台にて実現した。
高効率モータの回転数増加を考慮したトリシマポンプとTUモータ(超高効率)での省エネ対策はいかがでしょうか?

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