02無駄を省くインペラカット

一般的に、大量生産でつくられる標準ポンプでは、短納期・安価といったメリットがある反面、お客様の仕様点にぴたりと合うポンプを見つけることは難しいもの。そのため、「大は小を兼ねる」安心感から、全揚程20mでいいところに30mのポンプを据え付けるなど、余裕をみた設計になっているのは本当によくあるケースです。そもそも標準ポンプではサイズ展開がそう多くないため、たとえばSでは小さいけどMでは大きいといった場合、Mを選ぶしかないケースもあります。

そこでトリシマでは、受注生産のポンプでは当然行っている「インペラカット」を標準ポンプでも実施。お客様の仕様点に対して、最適なインペラ径を選定、加工することで、余分な消費動力を抑えます。

完全なカスタムメイドとなるので、納期まで数週間はいただくことになります。しかし、ポンプにおいてはライフサイクルコストのうちの90%以上が電力量であることを考えると、インペラカットによる電力量・CO2排出量の削減は決して見逃せません。
とくにインターナル・カーボンプライシング(ICP)を導入している企業にとっては、効果的な施策の一つとなるのではないでしょうか。

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