お役立ちコラムイニシャルコストだけで選んじゃダメ!
ポンプのライフサイクルコストの90%は電力費

カーボンニュートラルへの取組みが本格始動した今、CO2削減目標を設定したり、インターナル・カーボン・プライシング(ICP)を導入したり、どこの企業も具体的な目標を立てて動き出していると思います。とくに、2022年4月から「プライム」市場を選択した企業は、気候変動リスクに関する情報開示も今まで以上に求められますから、真剣味もいっそう高まるでしょう。とはいえ、何から手をつけていいのか分からない、と悩む現場担当者も多そうです。

普段はほとんど意識していないけれど、実は、「ポンプ」に大きな脱炭素の種があるってご存じですか? とくに各種工場やビルなどでは、数多くのポンプが日夜まわっています。

ところがそのポンプを設置する際、イニシャルコストやメンテナンス費用に目がいきがちですが、ランニングコストである電力費までを考えるお客様はあまりいません。でも、ポンプはエネルギーを大量に消費する機械。使用状況にもよりますが寿命は約15年といわれており、15年間のライフサイクルコストのうち、約90%が電力費です。つまり、新規設備設計時にポンプ選定を軽視すると、その後15年もの間エネルギーを無駄に使用することになり、その分コストがかかることになります。

たとえばモータ容量が11kWで、消費電力量が21.4%大きいポンプを選定してしまうと、15年後には1台で293万円の損をしてしまう事例もあります。 イニシャルコストが10%安いので導入時に数万円コスト削減したように感じますが、15年後にはその100倍損をすることになるのです。

こうした損失を防ぐには、必要な仕様にぴったり合ったポンプを選ぶことです。最適仕様・高効率のポンプを選定いただくと、消費電力を抑えられるので契約電力も下げられ、基本料金も下がります。もちろん、CO2の排出量も削減できます。

最適なポンプ選びは、専門家でない限りなかなか難しいものです。私たちトリシマにお任せください!

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