お役立ちコラムキャビテーション発生によるトラブル

 キャビテーションでお困りになったことはありませんか?
キャビテーションはインペラ(羽根車)の入口で圧直が局部的に低下することで、気泡が発生する現象です。

キャビテーションの簡易確認方法

確認方法1:音の確認
バリバリという高い音が聞こえます(周波数:600Hz~25,000Hz)

確認方法2:日常点検記録との比較
いつもの運転点より吐出し量や全揚程が低い

キャビテーション発生によるトラブル

その1:騒音・振動・発熱による軸受け損傷

その2:気泡により流路が閉鎖することによる全揚程の低下

その3:キャビテーションエロ―ジョンの発生によるインペラの損傷

<キャビテーション発生時の応急対策>

対策1:吐出バルブを少し閉め、吐出し量を小さくする
対策2:吸い込み圧をあげる
(タンクなどにより押し込み状態でポンプを運転している場合は、タンクの水位を少しあげてみる)
上記の対策により音が小さくなり、全揚程が回復すると応急対策は完了です。

上記は、あくまでも応急対策です。
応急対策後は、専門家であるトリシマ製作所にぜひご相談ください。
ポンプのプロが適切なご提案をさせていただきます。

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