お客様の声 エコポンプニュース Vol.51全国のイオン33店舗で「ポンプdeエコ」実施中
(イオン株式会社)
仕様の見直し省エネその他業種

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※2014年8月時点の記事です

大手総合スーパーを運営するイオンリテール株式会社へ
エコポンプをぞくぞく納入!

全国展開のスタートとなったのは、遡ること3 年前、千葉県にあるイオン鎌取店に納入した2 台のエコポンプからでした。イオングループでは2012 年9 月から「イオンのeco プロジェクト」と題し、「へらそう作戦」「つくろう作戦」「まもろう作戦」を展開しています。その中の「へらそう作戦」では、省エネ設備の積極的導入等を図り、2020年度までに店舗での使用エネルギーを50% 削減するという目標を掲げています。その一環として、全国に数多ある省エネ機器の中から、イオン鎌取店に納入したエコポンプの省エネ性の高さが認められ、全国のイオン店舗でエコポンプを展開することとなりました。現時点で全国のイオン33 店舗に119 台のエコポンプを納入(一部製作中)させていただいています(2014 年7 月末時点)。

イオングループの環境・社会貢献活動

イオングループの環境・社会貢献活動の歴史は長く、古くは1965年にまで遡ります。1965 年に岡崎オカダヤ店開店の際に1000 本の桜の木を市に寄贈したのを始めとし、今日に至るまで日本国内を始め世界各国で計10,111,352 本の植樹が行われています(2014 年2月28 日現在)。また最近ではおなじみとなった買い物袋持参運動も他に先駆けて1991 年から実施されています。

省エネ対策としては、小売業界初の総量削減目標を掲げた2008年3 月の「イオン温暖化防止宣言」、さらに2012 年には、2020 年までに使用するエネルギー量を2010 年の半分にする「イオンのeco プロジェクト」を開始されています。

イオンディライトとエコポンプの出逢い

全国のイオン店舗へのエコポンプの納入は、イオンディライトとの共同で展開しています。イオンディライトは、総合ファシリティマネジメント事業を主軸とし、イオン店舗の運営を行うイオンリテールの省エネ事業を全面的に担っています。これまでにもLED 化、空調のインバータ化、熱源機器及び輸送機器の高効率化などの省エネ施策を提案・実施されてきました。 現在、ふと目をこらせば世の中には様々な省エネ方法があります。その中でどのようにしてトリシマのエコポンプに出逢われたのか、イオンディライトの杉浦様にインタビューを行いました。

 「イオン店舗の空調設備には、ポンプが付随した冷温水発生器が多く採用されています。イオンのeco プロジェクトに合わせ、さらにどのような省エネが可能か省エネルギーセンターさんによる省エネ診断を実施した際、ポンプの容量が必要以上に大きすぎるという指摘を受けました。この問題を解決するために、インバータを取り付けるか、ポンプ・モータのダウンサイジングをするかどうかで悩んでいました。

▲杉浦部長

そこにタイミングよく飛び込んできたのが、トリシマの営業担当者でした。

エコポンプ採用のきっかけ

「エコポンプの採用は、インバータとの省エネ比較・投資回収年数・店舗年齢など様々な角度から検討しています。」

ここで登場するのが、イオングループ独自のエネルギー研究会です。エネルギー研究会とは、グループ全体のエネルギーに関するあらゆる問題を協議するために組織されたもので、イオングループ各社の他にエネルギー会社、空調メーカー、建設会社など幅広いメンバーで構成されています。活動の一環として、省エネ対策、エネルギー管理人材の育成や今後のエネルギー需要の予測などがあります。

さらに、グループ内の設備運用の改善なども実施されています。設備運用の改善では、世の中に数多ある省エネ機器の中から効果のある機器を精査し、実際にグループで導入する省エネ機器の選定をされています。この厳しい審査をくぐり抜け、トリシマのエコポンプがイオングループの省エネ機器導入基準評価に合致していると判断され、採用されることとなりました。

エコポンプの特徴

 エコポンプは、商業施設などを始めとし、化学工場、エネルギー・鉄鋼などの産業分野、ごみ焼却施設などの環境分野に至る幅広い場所で使用できるポンプです。また、取扱液質は水・油以外に酸・アルカリなどの様々な化学液に適用可能です。そのため、施設内で使用するポンプを1 機種にまとめることによる設備やメンテナンスの簡素化、さらに全国への水平展開も容易になります。

今後の展開

 「今までポンプの交換=寿命という考え方だったのですが、エコポンプと出逢いポンプの交換=省エネ性、経済性という視点で考えるようになりました。イオングループはこれからも未来へよりよい地球環境を引き継ぐために省エネに取り組んでいきます。そのために、まだ世の中で知られていない省エネ機器に関してもイオン内で試し、効果があれば採用し、そしてイオン発の省エネ商材として外販にも挑戦していきたいと思います。その点で、今後エコポンプもイオングループの各店舗で採用するのはもちろん、外販も視野に取り組んで行こうと思っています。」

ぜひみなさんも一緒にポンプde エコに取り組んでみませんか。

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