※2012年2月現在の原稿です
高効率ポンプに変更で省エネ化
今回は、株式会社ホンダロック 広瀬工場 塗装課の本部技術主任にインタビューを行った。
ホンダロック様では、ホンダ車の4輪に取り付けられるアウトハンドルやドアミラーを製造されている。使用されているポンプは、
「100%海外のメーカであり、更新時期に一部国内メーカに切り替わった状態でした。海外メーカのポンプをメンテナンスする際は、部品を加工業者に依頼していたので、コストも時間もかかっていました。また、メンテナンスを行っても1年以内で水漏れをしていました」

「丈夫なポンプがあるっちゃが!」
海外メーカのポンプ更新時期にポンプ等のメンテナンスをされている有限会社平松工業 梶浦社長より
「丈夫なポンプがあるっちゃが! 10年以上メンテなしで正常運転されちょるよ。一度そのメーカーに連絡してみようか?」
の一言がホンダロックとトリシマの出会うきっかけであった。
梶浦社長より電話を受けた営業担当は、梶浦社長と共に本部技術主任の元へ伺った。初めて営業担当が訪問した時は
「私(本部技術主任)自身も塗装ライン設備担当になって2ヵ月しか経過しておらず、新規取引先に対しての信用・信頼性やトラブル時の対応など不安ばかりでした」
現場ポンプの確認
更新対象ポンプは「塗装ブース用ポンプ」。海外メーカ製で設置後6年が経過しているポンプであった。 設計仕様点を元に当社エコポンプに取り替えた際の省エネ提案書を提出した。
「ポンプを取り替える際に、見積書だけではなく、省エネ提案書も一緒に提出されたのは初めてでした。せっかくポンプの更新をするならば、省エネ効果もあるポンプを導入しようと思いました」
しかし、ホンダロックにとって当社は初めてお付き合いする会社
「初めて使用するポンプメーカであること。また、長年使用しているポンプより(エコポンプは)小さな形状のポンプだったので、不安でした」
と導入検討当時は不安もあったとのこと。
安心して採用決定
当社では、エコポンプの導入時には様々なサポートを行っている。例えば、
①エコポンプ導入前後のポンプ測定
②測定データを元にポンプの省エネ効果の検証や報告
等がある。
ホンダロックでは、現場にて現状の運転点を把握するための測定を行い、その後ポンプ性能を把握するため当社にポンプを持ち帰って試験を行った。ポンプの実測データを元に再度、省エネ提案書と測定データの報告書を提出、配管のレイアウトについてもアドバイスを行った。

「ポンプ測定を行い現状の数値を書面で見せて頂けたこと。メーカが作成した書面は信頼性もあり、上司へ報告する自信にも繋がりました」
「御社から来られた営業の方は、バリバリの営業マンでその迫力には驚きましたが、自社製品への自信度が高く、省エネ/CO2削減など付加価値を添えた説明をして頂き安心してお任せしました」
エコポンプ導入後
「電流値が半分になり、始業の点検数値の許容値を新たに設ける程でした。各課には、水の使用量、電力の使用量、シンナーのリサイクル量等の管理目標値が決められています。 エコポンプを採用する前は、使用電力量が目標値のギリギリであり、今後の生産体制が変化した時に不安でしたが、エコポンプ採用により電力使用量に余裕が出るようになりました。 省エネ効果があるならば他のポンプについても(エコポンプへの更新に)取り組みたいと考えています」
ホンダロックHPでも紹介
「ポンプ更新に伴い、高効率タイプへ変更する事により定格15kW→11kWにサイズダウンする事ができました。これによりCO2は8.5t/年削減の省エネ効果がありました」
「配管のレイアウトを水の流れに沿った形にすることで、水の流れが効率良くなり、配管の振動等の不具合が解消されました」
と当社のエコポンプがホンダロックHPに紹介されている。本件にてご採用頂いた後、その後も3台のエコポンプをご購入頂き、今後についてもご検討頂いている。
エコポンプに少しでもご興味頂ければ、是非お問い合せ下さい。ポンプの専門家、ポンプdeエコアドバイザーが直ぐにお伺いします。