※2014年1月現在の原稿です
沖縄でも「ポンプdeエコ」拡大中!!
真っ青な空にエメラルドグリーンの海、ゆったりとした時間の流れるなか、街を歩けばそこかしこに見られる琉球の守り神、シーサー。そう、今回のエコポンプニュースは、日本の楽園、沖縄にやってきました!なぜ今、沖縄かと言えば、ここ最近、地元企業の力強いサポートもあり、トリシマのエコポンプがひそかな広がりを見せつつあるのです。
昭和43年設立、日本初のコカ・コーラ
まず訪れたのは、“めんそ~れ”のポスターが出迎えてくれる沖縄コカ・コーラボトリング株式会社。昭和43年、沖縄がまだアメリカ合衆国の統治下にあった時代、ここ浦添市で始まった日本最初のコカ・コーラ製造工場です。それから約半世紀、現在は壁に「エネルギー使用量」や「CO2排出量」の月間目標が張り出され、「21世紀 省エネ時代」を感じます。
そんな浦添工場で、今回お話をうかがったのは製造部製造課マネジャーの比嘉(ひき)様と立津(たてつ)様。10年以上使用していたポンプの騒音やサビに悩んでいたところ、トリシマのエコポンプを知り、交換を検討。省エネ提案書を提出したところ、
「ポンプで省エネできるなんて考えていなかったのでビックリしました。
「ポンプの現地診断をしてもらったのも初めてでしたし、(省エネ提案書の)グラフも分かりやすくてよかったです」。


現地診断では、ポンプの老朽化により、スペック通りの運転ができておらず、無駄なエネルギーを消費していることが判明しました。そこで仕様を見直し、モータ出力も18.5kW→15kWにダウン。飲料水工場では要となるポンプだけに、出力を小さくすることにははじめは若干の不安もあったそうですが、
「全然問題ありませんでした。逆に、以前は水圧が下がって水が止まるといった問題もあったのですが、それが直ったくらいです」。
省エネ効果は、提案時の9.2%削減を大きく上回り、結果は20.6%の削減となりました。
美しい大パノラマとドルフィンセラピーが人気のリゾートホテル
弓なりに広がる水平線が地球の丸さを感じさせてくれる大パノラマ、吸い込まれそうなほど深く、透明度の高いエメラルドグリーンをたたえる海の色。ここは沖縄のなかでも屈指のリゾート地、恩納村の南端に位置する「ルネッサンス リゾート オキナワ」です。
イルカと触れ合えるドルフィンセラピーが人気で、この日もイルカトレーナーのスタッフたちが海に入って訓練中でした。すべては、お客様に至福の時間を過ごしていただくため。

そんなリゾートホテルの最高のおもてなしを影で支えているのが、エンジニアアドバイザーの桃原様。25年前のオープン時からお勤めという大ベテランで、サービスのプロとしての厳しさとホテルへの深い愛情が感じられました。今回エコポンプに取替えいただいたのは、ホテル自慢の天然温泉のろ過ポンプですが、一番の決め手となったのは、
「費用対効果ですね」
とキッパリ。
「騒音と水漏れがひどくなってきて、新しいのに替えたいなと思っていたところエコポンプを紹介されて。同じ費用を出すなら、いいものがいい。これなら5年で投資回収できる」
と確信くださったようです。
そんなご期待にしっかりと応えられるよう、「エコパワーメーター」を取付け、取替え前と取替え後の消費電力を測定、年間省エネ効果を算出したところ、年間消費電力量は5,735kWh削減、平均17.4%の削減が見込まれました。
「一番うれしいのは安心感!」 スポーツパレス「ジスタス」
続いて訪れたのは、沖縄県で3箇所のスポーツクラブを展開する「ジスタス」。まずは那覇店でご対応くださったのは、支配人の山田様。さすがはフィットネスクラブの支配人というだけあって明るくハキハキとした印象のスポーツマンタイプです。
こちらで問題となっていたのは、地下から屋上まで水を汲み上げる揚水ポンプ。
「シャワーやトイレなど、館内のサービスに関わる重要なポンプですから止まると大変。お客様に大迷惑がかかりますから、2台を自交(自動交代運転)で使っていたのですが、1台がほとんど水を汲み上げられなくなってきて……」。

最近ではとくに水が上がらず、高架水槽が減少し警告ブザーがなることもしばしば。
「そのたびにスタッフが慌てて地下に下りて、手動で切り替えていたんですよ」。
この煩わしさがエコポンプに替えたことで即解決。
「『安心!』。この一言に尽きます」。
また、同じように安堵のため息をつかれたのが、浦添店の宜保支配人。こちらでは天然温泉の汲み上げポンプが悩みの種となっていました。源泉55℃という高温なこともあってインペラがよく痛み、インペラだけの交換をわずか半年で2~3回も行ったとか。エコポンプに変えてからは、
「省エネも大事なんですが、正直一番うれしいのは、もうこれでインペラの心配をしなくてすむっていう安心感ですね」。
エコポンプのよき理解者、沖縄の心強いパートナー
今回紹介した3社でのエコポンプご採用、決してトリシマだけの力で成し得たわけではありません。それは、冒頭にも書いたように頼もしいパートナーのサポートがあってこそ。
まずは、総合商社カメイ株式会社の沖縄オフィス。ご担当の木全マネジャーは、エコポンプの製品知識はもちろん、地元のこと、歴史のこと、どんな話題でもよくご存知の博識で、お客様への心配りも完璧です。
もう一社は、株式会社りゅうせき。1950年、県内唯一の民間石油供給会社として始まって以来、沖縄のエネルギーインフラを支え、今や業界では知らぬ人のいない優良企業です。ご担当の産業エネルギー事業本部、新エネルギー事業担当課長の長嶺様は、

「省エネの仕事にはずっと関わってきたのでよく分かるのですが、エコポンプはポンプそのものが高効率効なうえに、超高効率のモータにインペラカット。これなら確実に省エネできますよね。機械を分かっていれば分かっているほど、(エコポンプのよさは)すぐに理解できるはずですよ」。
また、省エネセンターがインバータを推奨していることもあって、
「ポンプの省エネと言えばインバータと思い込んでいました。でもエコポンプなら、インバータがなくても省エネができる。これは非常に面白いですよね」。
エコポンプの特長を深くご理解してくださっている長嶺様。こんな頼もしいパートナーがいるからこそ、沖縄でエコポンプを広げることができるのです。
目下さらに、石垣島、西表島など、離島にも積極的に推進中。まさに、日本の最果てまで「ポンプdeエコ」を浸透できるよう頑張っていきます!