エコポンプニュース エコポンプニュース Vol.99ポンプの「老朽化更新」に待った!
ポンプ更新時、安易に同じポンプに更新していませんか?
老朽化ポンプの見直し省エネカーボンニュートラルCO2削減⾼効率化

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 汎用ポンプはメーカーや機種ごとに取り付け寸法が異なり、ポンプ効率も様々です。寸法が同一であるだけでは、同一ポンプへの更新が電気代やGHG(CO₂ )削減に繋がりません。しかし、トリシマの「スーパーエコポンプ」に更新することで電気代やGHG(CO₂ )削減に繋がる可能性の高いことが、あまり知られていません。

1)ポンプを1台更新するだけで、電気代が15年間で1,260万円、GHG(CO₂)排出量の差が181t/CO₂であっても同じポンプに更新されますか?

2)ポンプの更新は現状、取り付け寸法が同じという理由で同じポンプに更新されるケースが目立ちます。 
  しかし、同一ポンプに更新しても電気代やGHG(CO₂ )削減にはならないケースがほとんどです。

3)スーパーエコポンプに更新すれば、どれぐらいの効果があるのか?
  上記1)で記載の効果は以下例の15年間での省エネ経済効果の数字です。
  ポンプ仕様は吐出し量 3.33m3/min、全揚程 25mとなります。

・2022年度関西電力のCO₂換算排出係数 算出元_環境省:0.00036t- CO₂/kWh
・電力単価:25円/kWh
・運転時間:8760時間/年
・消費電力量は、軸動力÷モータ効率となります。

4) なぜ、こんなに数値が異なるか?
スーパーエコポンプは、
 1)世界最高水準のMEI≧0.70※1を満たす高効率ポンプです。
 2)標準的なポンプでありながら、インペラカットを標準対応しています。
※スーパーエコポンプは、2024年度「省エネ大賞-製品・ビジネスモデル部門」において、省エネ大賞最高位 「経済産業大臣賞(電気需要最適化分野)」を受賞しました

※1:MEIとは
Minimum Efficiency Indexの略で欧州における最低効率指数を表します。
MEIは0.10~0.70の数字で表示され、数字が大きい程、効率値が高いことを示します。
EU指令のもと、業界団体によってEU域内に流通しているポンプを対象とした効率値情報の統計がとられました。
これをベースに数値化分類したものが、MEI値です。

上記の結果から、モータ容量が1級下がる事も多々あります。
モータ容量が下がれば、ランニングコストだけでなく、イニシャルコストもメリットがでてきます。
仕様と既存の性能曲線があれば、比較した省エネ提案をいたしますので、ぜひトリシマへお問い合わせください。

 省エネ提案書の作成には、銘板の情報と旧機種の性能曲線図をご用意いただきます。さらに運転点を調べることで、さらなる省エネ効果が期待できます。バルブを絞っているポンプの場合、50%以上の削減が見込めることもあります。

 老朽化更新の検討をされている方、ご予定のある方はぜひ一度トリシマへご相談ください。スーパーエコポンプに更新することでどれだけ省エネできるかをご確認いただき、長期的なコスト削減や環境への影響の大幅な改善を見込んで、ポンプの更新をしてみませんか?

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