※2024年12月時点の原稿です
2024年度「省エネ大賞-製品・ビジネスモデル部門」において、トリシマのスーパーエコポンプが評価され、省エネ大賞の電気需要最適化分野で最高位の「経済産業大臣賞」を受賞しました。

省エネ大賞とは?
一般財団法人省エネルギーセンターが、優れた省エネ・脱炭素の取り組みや先進的で高効率な製品やビジネスモデル等を表彰することにより、わが国全体の省エネ・脱炭素意識の向上や先進的な省エネ関連製品やビジネスモデル等の開発・普及を促進し、カーボンニュートラルの達成に向けた省エネ型社会の構築に寄与することを目的とするものです。
スーパーエコポンプとは?
省エネで先行している欧州のポンプ効率規格で最高グレードにあたる「ME I≧0 .7 0 」をすべての型番で達成している高効率のポンプです。本ポンプは、従来のエコポンプだけではなく、トリシマがこれまで培ってきた、徹底的に高効率を求められる高圧ポンプや大型ポンプの膨大な水力データをA Iに学習させることで、新たな設計データを生み出し、より高性能な製品開発につなげ、従来品より大幅に向上したポンプ効率を実現しています。ポンプの高効率化によって消費電力を抑えることができる本ポンプを使用することで、電気代の節約、CO₂排出量の削減、モータ容量のダウンサイジングなどが可能となり、お客様の工場などの省エネ課題の解決に貢献することができます。
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これまでの取り組み
工場やオフィスビル、商業施設など、社会の裏では、多くのポンプが休むことなく動いています。しかしそれだけに、稼働にかかる莫⼤なエネルギーを消費するのも事実です。実際にポンプは日本の年間消費電力量の31%を占めています。つまりポンプで省エネを図ることは日本全体の消費電力量を削減でき、CO₂排出量の削減にも大きく寄与します。そこでトリシマは、今ほど省エネが叫ばれていなかった時代、「カーボンニュートラル」という⾔葉が㇐般的でなかった2009年から、「ポンプdeエコ」活動を始めています。
「ポンプdeエコ」とは
徹底的に省エネにこだわった「エコポンプ」の提供はもちろん、より高い省エネ効果を達成するために、お客様のポンプ設備に合わせた最適な省エネ手法を提案する活動です。その一環として「ポンプで省エネができる」ということをより詳しく知っていただくための講習会なども開催しています。この地道な活動が認められ、2014年にはポンプ業界初の省エネ大賞-製品・ビジネスモデル部門の「経済産業大臣賞(ビジネスモデル分野)」を受賞しました。

省エネ大賞を受賞して
今回は、2回目の受賞となりますが、カーボンニュートラル社会の実現に向けて営業活動をさらに加速させ、「世界中のポンプを省エネしたい」をスローガンに世界一省エネにこだわるポンプメーカーとして、これからも社会に貢献していきます。
