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転職者インタビュー

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酉島製作所 採用特設サイト トリシマポンプ
会計の専門家として、「数字」でトリシマを支えたい。
吉川 修史
大学院 アカウンティングスクール修了
2008年会計事務所入社>2014年トリシマ入社
海外企画室兼経理部

*職務および原稿は、2020年2月現在のものです。

関西に、こんな面白そうな会社があったんだ!

トリシマに入る前は、会計事務所にいました。もともと数字が好きで選んだ道ですし、上司にも恵まれ仕事は楽しかったです。会計士って自分たちが主役じゃなくて、あくまでも縁の下の力持ちなんですね。それ自体は自分に向いていると思うのですが、このスキルを活かして実際に企業に入って活躍してみたいと思ったのが転職のきっかけです。なかでも「モノづくり」への憧れがあったので、そういう人たちの縁の下の力持ちになりたいなって思ったんです。そこで、製造業で探してみたところ見つけたのがトリシマです。はじめはポンプと言われても灯油のポンプくらいしか思いつきませんでしたが(笑)、調べていくとポンプっていたるところで使われていて、この会社自体が縁の下の力持ち。地味な仕事だけどグローバルに活躍しているし、中計*を読んでみると次々と新しいことに挑戦していて、こんな面白そうな会社が関西にあったんだって思いました。

*中期経営経計画。企業が中期的に目指す方向性や数値目標を社外に対して説明するもの。

連結会計を強化し、真のグローバル企業に

私に期待されたおもな業務は連結会計です。トリシマは1981年には東証一部に上場、100年の歴史を持ち、仕事も堅い。経理部も部長以下約20名体制で、組織的に機能しています。ただ連結会計でいうと、そのほとんどが海外子会社なのですが、その数が一気に増えたのはここ10年、15年ほど。より安定的な収益体質を構築し、真のグローバル企業として成長するために、海外子会社管理を本格的に強化していこう、という時期だったんですね。だから入ったばかりの私にもどんどん意見を求められました。最初は「こんなこと言っていいのかな」って戸惑いもありましたが、経理部長も社長も真剣に耳を傾けてくれて。一部上場なのに上との距離も近く、すごい会社だなって思いました。

2017年度には、子会社を含む海外拠点を管理する「海外企画部*」が新設され、私は経理部との兼務で入りました。今は、海外企画室長と海外営業本部長と一緒に、まずは連結子会社決算を円滑に進めるために、トリシマグループとして会計の「あるべき姿」を定義し、いかにして現状を理想に近づけていくか抜本的な改革を進めています。室長は中東のプロジェクトでアドミンとして駐在経験があり、本部長は同じく中東のサービス子会社で社長を務めていたスコットランド人。二人とも国際感覚はもちろん管理会計への意識が高く、今一気に変わろうとしています。私は英語が苦手なので言葉には苦労しますが、会計は世界共通。数字と専門用語で話は通じますし、自分の専門性を認めてもらい、とてもやりがいを感じています。

*現在は海外企画室に名称変更

生産現場の貢献を「数値化」できるシステムをつくりたい

トリシマの仕事は、大型案件になると億単位ですからどうしても注文を取ってくる営業にスポットライトが当たりがちです。でも、モノづくりの会社ですから。それも簡単には真似のできない特注ポンプで世界でもトップレベル。もともとそこに魅力を感じて入社しましたし 生産現場の人たちの貢献もより分かりやすい形で「数値化」し、グループ全体の生産性向上につなげたい。どうすれば利益を伸ばせるか、どうすればコスト削減できるか。突き詰めれば、会計の仕事はここに尽きます。とくに海外の仕事では、為替や原油価格など外部環境の影響も大きく受けますから、自分たちの努力とは関係なく競争が激しくなることもあります。そんなときにどう原価低減していくか、現場の人たちとも相談しながらやっていきたい。

トリシマは、どんなに大変な仕事でも、最後まで責任を持ってやり遂げる。これが強みであり、現場の力だと思います。どんなにIT化やAIが進んでも、生き残る会社だと私は思っています。最近は、IFRS*への移行が進んでいることもあり会計基準の変更も増えていますが、そんなときこそ専門家としてしっかり対応していきたい。これまでの知識やスキルに胡坐をかくのではなく、つねにアップデートと勉強を続け、「縁の下の力持ちの縁の下力持ち」としてトリシマを支えていきたいです。

*IFRS(国際会計基準 International Financial Reporting Standards)

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