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転職者インタビュー

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酉島製作所 採用特設サイト トリシマポンプ
“運命の出会い”でトリシマへ。希望が叶えられる環境に感謝
今井 一希
高専 機械科 2015年卒業
2015年造船会社入社>2017年トリシマ入社
技術本部 第二ポンプ技術部 高圧ポンプ設計一課

*職務および原稿は、2020年2月現在のものです。

熱い仕事がしたいならうちにこい!

高専卒業後、新卒で入った会社は、自衛隊の艦艇を造っている造船会社です。子どもの頃からミリタリーオタクで、そういった世界への憧れがありました。ただ、私が配属されたのは商船部隊。しかも希望していた設計ではなく、船殻工作グループといって、生産管理や生産技術的な仕事でした。職場自体は活気があって人間関係もよく、毎日会社に行くのが楽しみなくらいでしたが、やっぱり設計がしたくて。2年目を過ぎた頃から真剣に転職を考え始め、高専時代の先生に相談に行きました。すると、ちょうどその3日前にトリシマの人が第二新卒くらいの人材を探しにきた、と。今電話してつながったら話してみようかと、その場でかけたらつながって話をしたのが、今いる第二ポンプ技術部計装設計課の課長です。

数日後には会社見学に行くことになり、生産現場やポンプの図面などいろんなところを見せてくれました。当時自分がいた会社では自衛隊の情報を扱うためセキュリティがものすごく厳しかったので、なんてオープンマインドな会社なんだ! って(笑)、カルチャーショックを受けたのを覚えています。そのまま課長と話が盛り上がり、設計がやりたいこと、熱意を持って仕事がしたいことなどを伝えました。すると、「トリシマは、俺以外にも熱い人間がいっぱいいる。熱い仕事がしたいならうちにこい」っ言ってくれて。とんとん拍子に話が進み採用が決りました。転職活動をしていると、会社の規模だとか業績とか見るじゃないですか。トリシマに関してはそんなもの見なかったですね。実際に自分の目で見て、話を聞いて、肌で感じた感覚と「人」が決め手です。それに、海外で働いてみたいという思いもあったので、世界中に拠点がありグローバルに活躍しているところも魅力でした。

線一本一本に、トリシマの設計思想が息づいている

希望通り設計に配属され、CADを使って自分の手で図面を描けることはすごく新鮮で楽しかったです。もちろんはじめはポンプのことは何も分からないので、先輩に聞いたり、トリシマのルールブックを読んだりしながら、実践を通じて覚えていきました。基本的にはJISやISOなどの規格に沿って設計していくのですが、ポンプ部品には細かな寸法にさまざまな意図が込められていて、描かれている線一本一本に、過去から脈々と受け継がれてきた独自のノウハウが詰め込まれています。そういった「技術のトリシマ」の真髄に触れられるのが設計の醍醐味ですね。そこにプラス、自分の想いを図面に落としこめるようになったのは、4機種目くらいからでしょうか。バイオマス発電所向けのボイラ給水ポンプで、自分が描きたいように描けた図面が製造にまわり、実際にカタチになったときは感動しました。

最近では「改善活動」といって各自が担当している実際の製品の設計とは別に、部署全体で「今の設計をさらに良くするためにはどうすべきか」について議論を重ね、改善を実行する時間をもうけているのですが、これもすごく刺激を受けます。すでに完成しているといえば完成している機種についても、部品の見直しやコストダウンの可能性など、より高みを目指そうという追求心がすごくて、最初に言われたようにトリシマの“熱さ”を感じます。100年の歴史を持ちながら、現状でよしとせず進化し続けている会社だと思います。私自身も新しいことに挑戦するのが好きなので、つねにフロンティア精神をもってやっていきたいですね。

念願叶い、タイへの出向が決定

会社って、良い悪いではなくて合ってるか合ってないか、だと思うんです。完璧な人間がいないように、完璧な会社もありません。前職では設計の仕事こそできませんでしたが、生産の効率化や自分のアイデアを形にしていく力など多くのことを学ばせてもらいました。前の会社は2年弱しかいませんでしたが、中途入社だからこそトリシマのプロパーだと気づきにくい違いも少しは分かるつもりです。前の会社のほうがやりやすかった部分だって正直あります。でも総合的に見て、私にはトリシマのほうが合ってたんですね。

今思うと、たまたまあのとき電話がつながった、あの課長との出会いが「運命の出会い」だと思っています。人事部長、技術本部長との面接でも、自分の想いをそのまま話したらいいと言われていたので、実はその時点で海外で働いてみたいことも話していました。入社3年目にして早くも願いが叶い、タイのサービス工場への出向が決まりました。ありがたいことです。駐在員は設計だけでなく何でもやらないといけないと聞きますし、泥まみれになってこいと言われましたが、それすら今は楽しみで新しい世界を前にわくわくしています。

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