ニュース2014

  • [ 2015.12.28 ] 「エコポンプニュース」Vol.59
    ポンプの取扱注意事項 適切な取扱いで「ポンプdeエコ」を実施しましょう
  • [ 2015.12.22 ] 製品販売完了のお知らせ
  • [ 2015.12.10 ] サムスン物産から
    カタール大型海水淡水化プラント向け主海水ポンプ及びボイラ給水ポンプを受注

    カタールはアラビア半島のペルシャ湾側に面する面積11,427平方キロメートル、人口約226万人の国です。イラン、ロシアに次いで世界3位の天然ガス埋蔵量を誇り、近年急速に近代化していますが、2022年のサッカーワールドカップ開催に向けて更にインフラの整備が急ピッチで進められています。

    この一環としてカタールの首都ドーハ近郊に高効率の海水淡水化プラントとガス火力発電所を建設するプロジェクトが立ち上がり、韓国の総合商社・建設ゼネコンのサムスン物産が海水取水及び発電所の建設工事を手掛けます。

    当社が納入する主海水ポンプは海水淡水化プラントへの送水を担う極めて重要なポンプで、高い信頼性と高効率が要求されます。また、ボイラ給水ポンプにおいても発電所で心臓部となる重要な機器であり、当社ポンプの高い信頼性と豊富な納入実績が受注の決め手となりました。

    カタール国内における水や電力の安定供給の一端を担う本プラントは2018年6月の完成に向けて建設が進められ、カタールの今後の発展と繁栄に寄与するために、当社ポンプの活躍が大いに期待されています。

    ポンプ名称 Main seawater pumps for
    condenser
    Main seawater pumps for
    condenser
    Main seawater pumps for
    condenser
    Main seawater pumps for
    condenser
    Main seawater pumps for
    condenser
    Main seawater pumps for
    condenser
    口径・形式 SPV1350 SPV600 SPV1350 SPV1200 SPV1350 MHG6/6
    台数 8台 4台 5台 4台 2台 12台
    吐出し量 19,900³/hr 3,100³/hr 19,200³/hr 14,300³/hr 19,200³/hr HP:690³/hr
    IP:86³/hr
    全揚程 21.4m 33.4m 32.1m 20.7m 32.1m HP:1.132m
    IP:390m
    原動機容量 1,640kW 400kW 2,210kW 1,100kW 2,210kW 3,000kW

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  • [ 2015.12.10 ] 日立造船株式会社から
    カタール大型海水淡水化プラント向けのブライン再循環ポンプを受注
    ポンプ名称 ブライン再循環ポンプ
    口径・形式 CDKTV1200
    台数 10台

    カタールの首都ドーハ近郊に高効率のガス火力発電所と、海水淡水化プラントを建設するプロジェクトが立ち上がり、日立造船株式会社は後者のプラント建設工事を手掛けます。同プラントは、蒸発方式の一つである多段フラッシュ法および膜方式である逆浸透法の2種類の海水淡水化装置から構成されるハイブリッド型海水淡水化プラントで、一日あたり約59万トンの水を供給する見込みです。

    当社が納入するブライン再循環ポンプは、多段フラッシュ法での心臓ともいえる最も重要な機械で、今回採用された立軸両吸込バレルポンプには高い吸込み性能と高効率が要求されます。

    今後、世界の人口増加や新興国の工業化などに伴って水需要がますます増加します。当社は海水淡水化用ポンプのエキスパートとして、世界的な水不足の解決に貢献する重要な役割を担っています。
    現在、本プラントは運転開始に向け建設が進められており、プラントの信頼性・経済性を支えるべく、当社の高性能ポンプの活躍が大いに期待されています。

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  • [ 2015.12.10 ] 国立大学法人福井大学に「管理一体型ESCO事業」においてエコポンプ19台を納入

     福井大学は国立大学としていち早くISO14001を認証取得され、以前から地球環境保全に先進的に取り組まれています。とくに、本年度から主要な5つのキャンパスの全域を対象に、三菱UFJリース株式会社、オリックス・ファシリティーズ株式会社および東テク株式会社の3社から「管理一体型のESCO事業※1 」の提供をうけ、省エネ・省CO2化に向けた大規模なプロジェクトをスタートされました。

    本事業では、エネルギー削減率18%、年間光熱水費20%削減を目指し、熱回収装置や井水ヒートポンプ設備等をシステム化することで、高効率な一体的熱源設備としたほか、運用面でさらに成果をあげるため、先進的なエネルギー・マネジメントを展開しています。
    5つのキャンパスのうち、エコポンプが導入されたのは医学部がある松岡キャンパスです。本キャンパスでは、26%の年間光熱水費削減が目標とされており、当社エコポンプの貢献が期待されています。

    ポンプ選定にあたって、当社エコポンプの全国各地での省エネ実績や高効率、インバータを使用せずに性能の適正化が図れるインペラカットに高い評価をいただき、採用に至りました。ESCO事業の一助として、トリシマのエコポンプの貢献が期待されています。
    当社はお客様の省エネ活動でお役に立てるよう、これからも「ポンプdeエコ」活動をさらに強化していきます。

    ポンプ名称 冷水1次ポンプ 冷水2次ポンプ 温水1次ポンプ 温水2次ポンプ 井戸ブースター
    ポンプ
    口径・形式 CAL150-200 CAL125-240 CAL150-190 CAL125-240 CAL80-240
    台数 1台 3台 2台 3台 1台
    吐出し量 5,040 Lm³/min 4,500 Lm³/min 4,100 Lm³/min 4,000 Lm³/min 1,500 Lm³/min
    全揚程 150kPa 300kPa 150kPa 300kPa 280kPa
    原動機容量 18.5kW 30kW 15kW 30kW 11kW

    ※1:Energy Service Companyの略称で、省エネルギーによる水光熱費の削減をお客様に保証し、削減方策の設計、施行、機器の保守・管理、施行後の効果の検証までのすべてを提供する事業です。また、この事業の費用はエネルギーコストの削減により得られた利益でまかなうため、お客様は、初期投資費用やメンテナンス費用がゼロで省エネルギー設備を導入できます。

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  • [ 2015.12.10 ] 近畿農政局から
    呑吐(どんど)ダム揚水機 製作据付工事を受注
    ポンプ名称 1号主ポンプ 2号主ポンプ
    口径・形式 CDM450 CDM450
    台数 1台 1台
    吐出し量 0.496m³/sec 0.496m³/sec
    全揚程 17.5m 17.5m
    原動機容量 132kW 132kW

    本案件の対象となる兵庫県播磨平野東部と北神戸地域は、古くから優良農地が拓け、酒米の産地として名高い地域です。しかし、温暖少雨の瀬戸内式気候のため、恒常的な水不足に悩まされていました。そこで、近代的農業経営と生産性向上を図るため、昭和45年度に国営東播用水農業水利事業が発足され、水田や畑地への用水補給を行うと共に、新しい農地造成による規模拡大が行われました。

      平成元年にその事業の一環として、灌漑用水・水道用水を確保するため、神戸市内と三木市内を流れる志染川を堰き止める呑吐ダムが建設されました。 「呑吐」という珍しい名前は、かつてこの土地にあった大小の滝が川の流れを「呑んで吐く」ように見え、「呑吐の滝」と呼ばれたことに由来します。 先の事業から20年以上が経過した現在、水利施設は老朽化して、農業用水の安定供給に支障が生じてきました。また、近年の営農形態の変化により農業用水も不足してきたことから、水利施設の改修と併せて農業用水の再編を図るため、平成25年度に国営東播用水二期農業水利事業が発足しました。

      今回の工事は、本事業における用水再編の一環であり、呑吐ダムから取水して山田幹線に揚水する本機場を設置することにより、農業用水の安定供給を図ります。 本機場には、取水するダム水位が大きく変動するという特徴があります。水位の変動が大きいと、ポンプの吐出量も大きく変化します。そこで、インバータでポンプ回転速度を変化させて、指定の吐出量に保つ制御を行います。
    また、機場には2台のポンプが設置されますが、切替弁の開閉により、1台単独運転と2台直列運転が選択可能となるシステムと機器配置が採用されています。ダム水位が下がって高い吐出圧力が必要になる時のみ2台直列運転とすることで、ポンプを小型・小出力とし、電力料金を低減します。
    地元農家に安定した用水を供給する施設として、本揚水機場の期待は大きく、現在、平成28年3月の完成に向けて製作が進められています。

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  • [ 2015.12.10 ] 西宮市上下水道事業管理者から
    大浜ポンプ場雨水ポンプ設備 №1雨水ポンプ改築工事を受注
    ポンプ名称 NO.1雨水ポンプ
    口径・形式 SPV1000
    台数 1台
    吐出し量 144m³/min
    全揚程 7.0m
    原動機
    容量
    240kW

    西宮市は、大阪と神戸の中間に位置する閑静なベッドタウンで、高級住宅街も多く、現在約49万人の人口は兵庫県で第3位です。日本プロ野球阪神タイガースの本拠地であり、春・夏の高校野球全国大会が開催される阪神甲子園球場や、毎年1月9日から11日の十日戎で福男の神事を行う西宮神社があることでも有名です。

    大浜ポンプ場は、西宮市大浜町の香櫨園浜(大阪湾)に面する場所にあります。今回の№1雨水ポンプは、昭和50年に稼働して以来、約40年が経過して老朽化したことと、先行待機型ポンプを導入するために更新することになりました。

    先行待機型ポンプは、吸水槽水位に関係なく始動できる構造のため、水位が上昇する前から待機運転が可能なポンプです。近年増加している局地的集中豪雨により、短時間でポンプ場へ大量の雨水が流入する傾向があることから、降雨情報をもとに予めポンプを始動し、雨水がポンプ場に流れ込むと同時に排水を開始します。

    また、地震などの外的要因や計器などの故障で冷却水が遮断されると、ポンプや主要機器に問題がなくても運転が不能になるため、ポンプの水中軸受・軸封部は無注水式、減速機は空冷式、原動機はラジエータ式を採用することで、冷却水設備が不要なシンプルで信頼性が高い設備としています。 信頼性や機能性が向上した本ポンプ設備に対する期待は大きく、平成29年3月完工に向けた設計・製作が進められています。

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  • [ 2015.12.07 ] 2016年3月期(第135期)中間報告書「株主の皆様へ」
  • [ 2015.11.19 ] 主要株主の異動に関するお知らせ.pdf
  • [ 2015.11.11 ] 2016年3月期 第2四半期連結決算説明資料
  • [ 2015.11.11 ] 2016年3月期 第2四半期連結決算短信
  • [ 2015.11.11 ] 第135期 中間配当金のお支払に関するお知らせ

    当社は、平成27年11月11日開催の取締役会において、下記のとおり第135期(平成27年4月1日から平成28年3月31日まで)の中間配当金をお支払いすることを決議いたしましたのでお知らせします。

    酉島製作所定款の規定にもとづき、平成27年9月30日現在の株主名簿に記載された株主さまに対し、次のとおり期末配当金をお支払いいたします。

    期末配当金
    1株につき金9円
    効力発生日ならびに支払開始日
    平成27年12月7日(月曜日)

    以上

    中間配当金のお支払について

    中間配当金のお支払いに関する書類は、12月4日(金曜日)にお届出ご住所にお送り申し上げますので、ご留意のほどお願い申し上げます。
  • [ 2015.11.06 ] 営業外費用(為替差損)の計上並びに第2四半期業績予想の修正に関するお知らせ
  • [ 2015.11.04 ] アメリカで開催される「POWER GEN International」に出展

    世界の発電業界で最も盛大な展示会のひとつ「POWER GEN International」に出展します。
    今年は、当展示会に90カ国以上から2万2千人が来場し、1400社以上の出展が見込まれています。
    トリシマは、ボイラ給水ポンプのカット模型や、メカニカルシールを展示し、米国やその近隣諸国でトリシマブランドをアピールします。
    ご来場の際は、ぜひトリシマブースにお立ち寄りください。

    • 日程 : 12月8日(火)~10日(木)
    • 会場 : Las Vegas Convention Center (アメリカ合衆国 ネバダ州 ラスベガス)
    • トリシマブース : 8141

    公式ウェブサイト: www.power-gen.com

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  • [ 2015.10.26 ] 「エコポンプニュース」Vol.58
    塗装工場で32台のポンプを交換!~ホンダ 鈴鹿製作所での省エネ事例~
  • [ 2015.09.10 ] グジュランワラ上下水道公社から
    「グジュランワラ下水・排水能力改善計画」ポンプ設備更新工事を受注

    グジュランワラ上下水道公社から「グジュランワラ下水・排水能力改善計画におけるポンプ設備更新工事を受注しました。

    グジュランワラは、パキスタン北東部のジャブ州にあり、インダス文明で有名なハラッパ遺跡の北東250kmに位置するパキスタン第7番目の都市です。パキスタンはイスラム教徒が人口の97%を占めますが、この地域は、インダス文明の他、アレキサンダー大王の東征、ガンダーラ王国の仏教美術等、多様な文化・文明の影響を受け、美術館にはイスラム教のもの以外に、仏像やイギリス植民地時代の胸像が飾られています。

    グジュランワラの市街はインドからアフガニスタンまで東西に延びる主要幹線道路、Grand Trunk Road(通称G.T.ロード)沿いの要所にありますが、近年、7月~9月のモンスーン期におこる排水ポンプの経年劣化等を原因とした道路冠水が物流や人的移動の際の深刻な問題となっていました。
    このため、JICA(国際協力機構)とパキスタン政府の間で、日本のODA(政府開発援助)により域内9機場の下水・排水ポンプ設備を更新・強化することが合意され、入札の結果、当社が、ポンプ及び電動機設備の他、中間軸、配管設備、配電盤設備、自家発設備の供給、据付工事を受注しました。

    当社はプロジェクトチームを立ち上げ、2016年12月の完工に向け、設計・製作を進めています。

    ポンプ名称 Disposal pump Disposal pump Disposal pumps Disposal pump
    口径・形式 CFV450 CFV450 CFV300 CFV200
    台数 1台 1台 11台 1台
    吐出し量 34m³/min 25.5m³/min 17m³/min 6.8m³/min
    全揚程 15m 15m 15m 15m
    原動機容量 132kW 100kW 65kW 37kW

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  • [ 2015.09.10 ] 企業庁葛南工業用水道事務所から
    南八幡浄水場の配水ポンプ、大和田取水場の取水ポンプを受注
    大和田取水場 南八幡浄水場
    ポンプ名称 1号取水ポンプ 5号配水ポンプ
    口径・形式 SPV500 CDM400×300
    台数 1台 1台
    吐出し量 30.6m³/min 19.3m³/min
    全揚程 13.5m 42m
    原動機容量 100kW 180kW

    千葉県企業庁葛南工業用水道事務所から、南八幡浄水場の配水ポンプ1台、大和田取水場の取水ポンプ1台を受注しました。

    千葉県北西部地域の市川市、船橋市、習志野市、松戸市周辺では、昭和30年代に産業構造の高度化に伴い、地下水の汲み上げが急激に増加したため、地盤沈下が発生して社会問題となりました。そこで千葉県は、地下水の汲み上げを規制するとともに、昭和45年に葛南地区工業用水道の供給を開始。産業活動に必要な水源は、東京と千葉の県境を流れる江戸川から確保することで、産業の健全な発展を図るとともに地盤沈下を防止しました。
    江戸川で取水された水は、大和田取水場から南八幡浄水場へ送水され、浄化された後に各給水場を経由して契約企業へ給水されています。

    これらの施設のうち、大和田取水場、南八幡浄水場、柏井給水場では、当社のポンプが稼働しています。事業開始当初から現在まで、40年以上に渡り活躍してきたポンプも老朽化してきたため、この度の更新計画がスタートしました。 南八幡浄水場では、平成25年度より配水ポンプ(葛南系)の更新を順次進めており、今年5月には3台目の更新となるポンプを受注しました。
    大和田取水場においても、今年3月に取水ポンプ1台を受注していますが、大和田取水場の周辺は住宅地であることから、ポンプ運転中の振動を遮断するため、立軸ポンプでは珍しい防振装置が設置されています。

    新しくなって信頼性が向上したポンプ設備が、これからも地域産業の発展に貢献するものと期待されています。

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  • [ 2015.09.10 ]

    住友重機械工業株式会社から
    サミットエナジー株式会社の半田バイオマス発電所向けボイラ給水ポンプを受注

    住友重機械工業株式会社から、サミットエナジー株式会社の半田バイオマス発電所向けボイラ給水ポンプを受注しました。

    愛知県半田市に建設予定の本発電所は国内最大級のバイオマス発電設備で、出力は75MWです。東日本大震災以降、エネルギーの有効利用やCO2削減がますます重要になっています。
    2012年には「再生可能エネルギー全量買い取り制度(FIT)」が施行され、2016年を目途に電力小売全面自由化が実施されます。数ある再生可能エネルギーの中でもバイオマス発電は24時間フル稼働を前提とするベース型電源に分類され、電力小売全面自由化後の家庭向け需要にも対応できます。先述のFIT制度を活用し、現在各地でバイオマス発電設備建設が計画されています。

    今回、これまでのトリシマの豊富な実績とポンプ効率の高さが評価され製品の採用にいたりました。また、本発電所以外のバイオマス発電所向けにもボイラ給水ポンプを採用いただきました(ポンプ仕様表参照)。今後の商業運転開始に向け、トリシマポンプの活躍が大いに期待されています。

    納入先 サミット半田パワー株式会社 ユナイテッド
    リニューアブル
    エナジー株式会社
    紋別バイオマス
    発電株式会社
    株式会社BPD大東 株式会社
    バイオパワー
    ステーション新潟
    ポンプ名称 ボイラ給水ポンプ ボイラ給水ポンプ ボイラ給水ポンプ ボイラ給水ポンプ ボイラ給水ポンプ
    口径・形式 MHG4/8T MHG3/15T MHG4/11T MHD50/12F MHD65/13F
    台数 2台 2台 2台 2台 2台
    吐出し量 270.8m³/h 85m³/h 227.9m³/h 30m³/h 30m³/h
    全揚程 1,627m 1,469m 1,541m 854m 854m
    原動機容量 1,550kW 510kW 1,350kW 132kW 132kW

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  • [ 2015.09.10 ] フランスのOTV社から、イラク南部バスラの大型浄水場向けポンプ計23台を受注

    フランスのOTV社から、イラク南部のバスラに建設予定の大型浄水場向けポンプ計23台を受注しました。

    OTV社は、世界の民営化された上下水道事業の8割を寡占する水メジャーの1社であるヴェオリアのグループ会社で、水処理プラントの設計・調達・建設を行っています。
    イラクでは、これまでのたび重なる戦争で多くの水道施設が被害を受けており、水インフラの整備が急務となっています。とくに、同国の南部は北部に比べて降雨量も少ないため、水不足が深刻化しています。本プラントは河川水を原水とした浄水場で、トリシマのポンプは、取水・送水・配水用として使用されます。

    当社は、これまで上・下水道向けや海水淡水化向けなど、世界中で数多くのポンプを納入しており、それらの実績・品質が高く評価され、今回の受注にいたりました。
    イラクでは、今後も水インフラの整備・更新が計画されており、当社はポンプを通じて同国の復興、水不足解消に貢献していきます

    ポンプ名称 Intake pumps Clear water transmission pumps Clear water distribution pumps Clear water
    transfer pumps
    to Basrah unified
    口径・形式 CDM700×600KBA CDM700×600 CDM400×300GN CDM400×350KN
    台数 10台 4台 3台 6台
    吐出し量 3,750m³/h 5,400m³/h 1,520m³/h 1,170m³/h
    全揚程 19.5m 32m 80m 15m
    原動機容量 270kW 700kW 500kW 75kW

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  • [ 2015.08.31 ] 英文 Annual Report2015発行
  • [ 2015.08.05 ] 2016年3月期 第1四半期 連結決算短信
  • [ 2015.08.05 ] CSRへの取り組み -CSRレポート2015発行-
  • [ 2015.08.04 ] 「エコポンプニュース」Vol.57
    エコポンプで、消費電力量24.2%削減
    JEF条鋼株式会社での省エネ事例
  • [ 2015.07.22 ] 取締役を割当対象としたストックオプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ
  • [ 2015.07.07 ] 2015年3月期(第134期)事業報告書「株主の皆様へ」
  • [ 2015.06.26 ] ストックオプション(新株予約権)の募集事項に関する取締役会決議公告
  • [ 2015.06.26 ] 取締役を割当対象としたストックオプション(新株予約権)の発行
  • [ 2015.06.25 ] 「エコポンプニュース」Vol.56
    高圧多段タービンポンプでも「ポンプdeエコ」
    配管レイアウト変更不要で省エネ化
  • [ 2015.06.10 ] 大阪広域水道企業団から
    松原ポンプ場ポンプ設備及びバルブ設備設置工事を受注
    ポンプ名称 No.2~4送水ポンプ No.1,5送水ポンプ
    口径・形式 CDM800×600 CDM600×400
    台数 3台 2台
    吐出し量 5,200m³/h 2,600m³/h
    全揚程 110m 110m
    原動機容量 2,000kW 1,000kW

    大阪広域水道企業団から松原ポンプ場ポンプ設備及びバルブ設備設置工事を受注しました。
     大阪府域には、淀川以外に水量の豊かな水道資源がなく、府内のほとんどの市町村では水道水が不足していました。そこで、昭和26年2月から、旧大阪府水道部は淀川を水源とする水を大阪府全域に供給してきました。その後、平成23年4月1日から、旧大阪府水道部がおこなっていた用水供給事業及び工業用用水事業を大阪広域水道企業団が引き継いで運営しています。

     松原ポンプ場は、村野浄水場(枚方市)から泉北浄水地(堺市)へ送水するバイパス送水管の中継ポンプ場として、大阪府中南部の松原市に建設されます。バイパス送水管整備事業は、藤井寺ポンプ場など現在の送水施設が停電等で送水停止した時のバックアップ機能の確保、老朽化した管路を更新する際の代替機能を持っています。当ポンプ場は、中継ポンプ場として非常用自家発電設備を設置し、大阪府南部へ送水する役割を担います。

     今回受注したポンプは大容量のモーターで長時間運転を行うため、省エネルギーの観点から高いポンプ効率が求められているうえ、住宅が隣接していることから騒音値にも制限が設けられています。そのため、設計・製造には高度な技術が必要であり、現在、全社一丸となって設計を進めております。  大阪府域に安全な水を供給する施設として、本ポンプ場の期待は大きく、平成30年4月(予定)からの本格運転が心待ちにされています。

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  • [ 2015.06.10 ] 株式会社双葉から
    鮎屋川ダム小水力発電所(兵庫県淡路県民局)向けポンプ逆転水車を受注
    ポンプ名称 ポンプ逆転水車(横軸両吸込渦巻)
    口径・形式 CDT-PG200×150GN
    台数 1台
    吐出し量 0.09m³/s
    全揚程 16.9m
    原動機容量 8.8kW

    株式会社双葉から、鮎(あい)屋(や)川ダム小水力発電所(兵庫県淡路県民局)向けポンプ逆転水車設備を受注しました。
    鮎屋川ダムは、兵庫県淡路島の中央部を流れる鮎屋川の上流にある総貯水容量180万m³の重力式コンクリートダムで、灌漑用水・洪水調整を目的として昭和45年に造成されました。

    この発電所では、鮎屋川ダムから常時放流している河川維持用水等を利用して発電します。余剰電力は関西電力株式会社へ売電し、その収益を兵庫県鮎屋川土地改良区が行っているダムや農業用水路などの灌漑施設の維持管理費に充て、経費削減を図る予定です。
    逆転水車の形式には、横軸両吸込渦巻ポンプを採用しています。農業・水道用施設等で多数の納入実績がある本形式は、高い発電効率を有するとともに信頼性・維持管理性にも優れています。

    小水力発電は、再生可能エネルギー(太陽光、風力等)と比較して次のような特徴があります。1.昼夜を問わず、年間を通じて発電が安定している。2.設備利用率が高い。(太陽光発電の約5~8倍の電力量を発電する)3.出力変動が少なく電力品質に与える影響が小さい。4.設置面積が小さくてすむ。

    兵庫県が造成したダムを小水力発電に利用するのは、本発電所が初めての取り組みであり、環境問題に対する意識向上や活力ある地域社会の形成など、多岐にわたる効果が期待されます。現在は、平成28年1月の完成に向けて設計が進められています。

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  • [ 2015.06.10 ] 株式会社村田製作所からエコポンプ71台を受注

    株式会社村田製作所とそのグループ会社の6事業所から平成二十六年度はエコポンプ71台を受注しました。
    株式会社村田製作所は京都府長岡京市に本社を置く、世界有数の電子部品メーカです。同社の電子部品は、パソコンやスマートフォン、家電製品、カーエレクトロニクス等に幅広く使われています。中でもセラミックコンデンサはスマートフォンをはじめとするモバイル機器には欠かせない部品で、スマートフォン1台に700~800個も使われています。

    エコポンプの導入は2012年の出雲村田製作所での冷水ポンプの取替えから始まりました。この時、既設ポンプをエコポンプに取替え、バルブを絞らずにインペラカットを用いることで年間23.7%の消費電力量の削減ができました。この成功事例をきっかけに、全国のグループ会社で既設ポンプをエコポンプに取替える動きが広がりました。また、トリシマが実施している※「ポンプdeエコアドバイザー研修」を村田製作所本社で企画していただき、本社やグループ会社で複数回実施しました。この研修会は各工場の設備業者の方々も参加する合同研修会となり、ユーザーと設備業者のポンプによる省エネの認識も一致し、エコポンプをより理解していただくきっかけとなりました。

    これにより、野洲事業所の冷温水ポンプを14台、福井村田製作所の新棟新築工事で26台の大型案件もあり、6事業所で計71台の受注となりました。さらに、既設の更新だけでなく、新設でのエコポンプ採用も増えてきています。エコポンプによる省エネ効果にも満足していただいており、今後も村田製作所及びグループ会社の省エネルギー、CO2排出量削減に積極的に貢献していきます。

    ※トリシマでは、「ポンプdeエコアドバイザー」という社内資格があり、当社の営業スタッフは「ポンプdeエコアドバイザー研修」を受けてこの資格を取得し、ポンプで省エネのエキスパートとしてお客様を徹底的にサポートしています。通常、この研修は当社の営業スタッフや代理店向けですが、最近では当社以外でも積極的に実施しています。

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  • [ 2015.06.10 ] アイシン精機株式会社から5工場向けエコポンプ38台を受注

    アイシン精機株式会社から5工場向けにエコポンプ38台を受注しました。
    アイシン精機株式会社は、自動車業界の発展と共に事業をグローバルに展開してきた世界屈指の総合自動車部品メーカです。また、自動車部品だけに捉われず住生活関連分野やエネルギー関連分野にも事業を展開し、豊かな暮らしを支える多彩な商品を提供しています。

    アイシングループ192社は「ものづくり」等の事業活動を通じて、人と地球の未来にわたる調和と持続可能な社会の構築に貢献しています。2011年4月から「低炭素社会の構築」、「循環型社会の構築」、「自然共生社会の構築」、「全テーマ共通の基盤活動」の4つを軸に、人類と地球環境が共存する持続可能な社会の実現に向けて、重点的な取り組み項目と具体的な実施事項・目標を策定しています。
    その一環として平成24年に実施された、アイシングループ内の省エネ会議をきっかけにエコポンプを知っていただきました。その後、既設ポンプを調査し、省エネ提案をさせていただきました。

    今回採用いただいたポンプは空調ラインやコンプレッサー冷却水用等に使用され、定量で稼働し、運転時間が長いことが特徴です。単にポンプを取替えて電力量やCO2排出量を削減するだけでなく、取替え後に測定を行い、実際の省エネ効果について報告書を提出するというビフォー・アフターのサポートが評価されたことから、各工場への水平展開を図っていただいています。また、エコポンプによる省エネの理解をさらに深めていただくために、グループ内工場においてデモ車によるエコポンプ勉強会も実施しています。

    今後も「ポンプdeエコ」活動で省エネ、環境保全に貢献していきます。

    ポンプ名称 No3.ろ過ポンプ No4.ろ過ポンプ 18号CP用ポンプ 19号CP用ポンプ ハイグロ1号,2号
    冷却水ポンプ
    口径・形式 CAL65-310 CAL80-310 CAL40-125 CAL50-160 CAL80-240
    台 数 3台 2台 2台 2台 2台
    吐出し量 1.5m³/min 1.8m³/min 0.55m³/min 1,05m³/min 2m³/min
    全揚程 27m 32m 30m 35m 22.2m
    原動機容量 11kW 15kW 5.5kW 11kW 11kW

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  • [ 2015.3 ] TECNICAS REUNIDAS社から
    Los Mina 発電所向けボイラー給水ポンプ4台を受注
    ポンプ名称 ボイラ給水ポンプ
    口径・形式 MHG4/7
    台数 4台
    吐出し量 212.9m³/h
    全揚程 1,253m
    原動機容量 1,040kW

    スペインのTECNICAS REUNIDAS社(以下、TR社)より、ドミニカ共和国のLos Mina 発電所へ納入するボイラー給水ポンプ4台を受注しました。
    産業用設備のエンジニアリング、設計、施工を行うスペインの大手ゼネコンである注文主のTR社とは今回が初めての取引です。TR社はオイル&ガス部門に強みを持っていますが、その他の様々な分野で豊富な経験を有し、中東、ヨーロッパ、南アメリカなど世界中で数多くのプロジェクトを手掛けています。

    今回、初めてトリシマのポンプを納入するドミニカ共和国は、カリブ海で第二に大きな島・イスパニョーラ島に位置し、島のおよそ3分の2の面積を占めています。コロンブスが第1回航海の際に足を踏み入れ、後にスペイン人によって新大陸最初の街が造られ繁栄しました。
    Los Mina 発電所がある首都のサント・ドミンゴは、人口300万人のカリブ海有数の都市です。旧市街には、今なお当時のスペインの面影が残る建物が並び、約300の史跡があるといわれています。
    Los Mina発電所では、現在天然ガスを用いたシンプルサイクル方式が採用されており、2基のガスタービン(105MW)が稼働しています。本発電所はAES Dominicanaが100%出資する Dominican Power Partner によって運営されており、同様の子会社AES Andres B.V.が運営する別の発電所と合わせて555MWの設備容量を備えています。これは、ドミニカ共和国の全設備容量の17%に相当します。

    今回のプロジェクトによってコンバインドサイクル発電へ転換するため、燃料を増やすことなく発電量を210MWから324MWへ増加させることが可能になります。また、年間33万tのCO2排出量を削減できることが予想され、環境面でもその効果が期待されています。  今後も顧客要求に迅速かつきめ細やかな対応・サポートを行うことで信頼関係を確立させ、さらなる受注につなげていきます。

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  • [ 2015.06.10 ] アメリカのNOOTER/ERIKSEN社から
    アルジェリアのコンバインドサイクル発電所向けボイラ循環ポンプを受注

    アメリカのNOOTER/ERIKSEN社(以下、N/E社)から、アルジェリアのドジュファに建設されるコンバインドサイクル発電所向けのボイラ循環ポンプを受注しました。
    N/E社は、アメリカのミズーリ州・セントルイスに本社を構えるボイラメーカで、アメリカのHRSG(排熱回収ボイラ)のマーケットでは高いシェアを誇ります。また、アメリカ国内のみならずヨーロッパやアジア地域にも数多くの納入実績があります。
    HRSGは、ガスタービンの排気ガスの排熱を利用して蒸気を作り、蒸気タービンで発電させるコンバインドサイクル発電所の主幹機器で、熱エネルギーを有効に利用することで発電効率を高めることができるため、地球環境の保護にも大きく貢献しています。
    今回は、N/E社からの初めての受注で、当社の豊富な納入実績とサービス体制が高く評価され受注に至りました。アルジェリアは、今後も更なる経済発展が予想され、当社のポンプが電力不足の解消などに大きく貢献することが期待されています。

    ポンプ名称 ボイラ循環ポンプ
    口径・形式 CPW150-315
    台数 8台
    吐出し量 402m³/h
    全揚程 113m
    原動機容量 160kW

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  • [ 2015.06.08 ] 第6回「省エネ/節電EXPO」に出展します

    7月8日(水)~10日(金)にかけて、東京ビッグサイトで開催される「第6回省エネ・節電EXPO(旧名称エコオフィス/エコ工場EXPO)」に出展します。

    当展示会は、オフィス・ビル・工場向けのあらゆる省エネ製品が、一堂に会する省エネ・節電対策の専門展。その中でトリシマは、2014年度「省エネ大賞」で「経済産業大臣賞(ビジネスモデル分野)」を受賞したビジネスモデル「ポンプdeエコ」について紹介。ポンプでいかに省エネするか、現在お使いのポンプをエコポンプに取り換えることでどれくらい消費電力量を削減できるか。映像やカットモデル、大手企業での導入実例などを使いながら、分かりやすく説明します。

    「ポンプで省エネって、どういう意味?」

    「どのくらい省エネできるの?」

    「ポンプなんて、どれも同じでは?」

    そんな疑問、質問のある方、どうぞ気軽にお立ち寄りください。ポンプのプロが、目からウロコの耳より情報をお届けします!

     
    期 間:7月8日(水)~10日(金)
        
    場 所:東京ビッグサイト 1F 西1・2ホール
        
    来場案内:
    展示会ウェブサイトより事前登録を行ってください(招待券をお持ちの方は不要です)。
    詳しくはこちら > www.eco-expo.jp/to-visit/admission
        
    商談予約:
    当日ゆっくりお話を聞きたい方は、事前の商談予約も可能です。限られた時間を有効に使うためにも、ぜひご活用ください
    詳しくはこちら > www.eco-expo.jp/to-visit/How-Appoint
    小間番号:11-56
    トリシマブースのイメージです。TORISHIMAのロゴと「ポンプdeエコ」のマークが目印。ぜひお気軽にお立ち寄りください!

  • [ 2015.06.03 ] 第134回 定時株主総会招集ご通知
  • [ 2015.05.19 ] 第134期 期末配当金のお支払に関するお知らせ

    当社は、平成27年5月15日開催の取締役会において、下記のとおり第134期(平成26年4月1日から平成27年3月31日まで)の期末配当金をお支払いすることを決議いたしましたのでお知らせします。

    酉島製作所定款の規定にもとづき、平成27年3月31日現在の株主名簿に記載された株主さまに対し、次のとおり期末配当金をお支払いいたします。

    期末配当金
    1株につき金9円
    効力発生日ならびに支払開始日
    平成27年6月4日(木曜日)

    以上

    期末配当金のお支払について

    期末配当金のお支払いに関する書類は、第134回定時株主総会招集ご通知の同封して6月3日(水曜日)にお届出ご住所にお送り申し上げますので、ご留意のほどお願い申し上げます。
    1単元(100株)未満の株式のみご所有の株主の皆様には、同日付で期末配当金のお支払に関する書類をお送り申し上げます。
  • [ 2015.05.13 ] 2015年3月期 連結決算説明資料
  • [ 2015.05.12 ] 監査等委員会設置会社移行後の役員人事に関するお知らせ
  • [ 2015.05.12 ] 監査等委員会設置会社への移行及び定款の一部変更に関するお知らせ
  • [ 2015.05.12 ] 2015年3月期 連結決算短信
  • [ 2015.05.11 ] クールビズの実施について

    当社では、地球温暖化対策、電力使用量削減のため夏季期間において、冷房を設定温度に維持するとともに、軽装(クールビズ)にて業務を執り行っております。
    当社にご来社いただくお客様におかれましても、 趣旨をご理解いただき、ご協力くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

  • [ 2015.04.27 ] 監査役の逝去に関するお知らせ
  • [ 2015.04.24 ] 「エコポンプニュース」Vol.55
    エコポンプで消費電力量41%削減!~サントリープロダクツ株式会社高砂工場での事例~
  • [ 2015.3 ] 東京都下水道局から
    砂町水再生センター砂系ポンプ設備その4工事を受注
    ポンプ名称 汚水ポンプ5号・6号
    口径・形式 SPV1000
    台数 2台
    吐出し量 120m³/min
    全揚程 34m
    原動機容量 950kW

    東京都下水道局から砂町水再生センター砂系ポンプ設備その4工事を受注しました。
    現在、東京都下水道局では首都直下地震などの災害に対して、都民の安全・安心な生活を支えるために下水道機能を確保すべく、積極的に震災対策を進めています。

    砂町水再生センターの既存のポンプは、水中軸受を冷却・潤滑する外部給水設備から注水を行っていたため震災で給水設備が機能を失うとポンプも運転できませんでした。今回の工事では、外部給水設備が不要で、震災時でもポンプが運転可能となるように無注水ポンプへの改造が行われます。

    また、ポンプ棟の耐震補強では、増強する水槽床に設置されていた水中渦を抑制するサクションコーン(円錐状のコンクリート構造物)を取り壊す必要がありました。しかし、水中渦はポンプの騒音・振動や吐出し量減少の要因となり、排水機能に著しい障害を及ぼします。そこで、新たな渦対策としてポンプ本体で水中渦を抑制する「二重ラッパ管」が採用されました。
    「二重ラッパ管」は、名前の通りラッパ状の吸込み口を二重にしており、吸込み口周りの流速分布と旋回流れを変化させることで渦の発生を抑制します。ポンプ本体で渦対策を行うため、従来のサクションコーンは不要となり、稼働中の水槽内作業が省略されることから、工事の安全性向上、工程短縮の他、他号機のポンプ停止期間を最小限にする効果があります。

    砂町水再生センターは、昭和五年に運転を開始し、現在は658,000m³/日を処理する巨大施設であり、最大級の地震動においても、揚水、簡易処理及び消毒など、必ず確保すべき機能を担う重要施設です。その一助となるべく、現在は平成28年3月の完成に向け、ポンプ他機器の製作を進めています。

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  • [ 2015.3 ] 大阪府東部流域下水道事務所から
    寝屋川流域下水道太平ポンプ場3号 雨水ポンプ設備更新工事(その1)を受注
    ポンプ名称 3号雨水ポンプ
    口径・形式 SPGBV1350
    立軸斜流ポンプ(減速機搭載形)
    台数 1台
    吐出し量 320m³/min
    全揚程 7m
    原動機容量 521kW

    大阪府東部流域下水道事務所から寝屋川流域下水道太平ポンプ場3号雨水ポンプ設備更新工事(その1)を受注しました。

    太平ポンプ場がある寝屋川市は、大阪府の東北部、淀川の左岸に位置します。市名の寝屋川は本市を流れる一級河川で、御伽草子「鉢かづき」の主人公・初瀬姫の父(藤原実高)の別荘が寝屋川の源流地付近にあり、旅人に宿を提供して「寝屋」と呼ばれたことに由来します。

    市の西部平坦地は海抜2~3mの平地で、寝屋川の河床より低く水はけが悪いため、流域面積の約3/4が雨水排水をポンプ場などの施設に頼らなければなりませんでした。
    昭和43年の完成以来、浸水から流域を守ってきた太平ポンプ場において、43年間稼働してきた3号雨水ポンプが、今回工事で既設ポンプと同一口径のまま、排水量を増量したポンプに更新されます。排水量が増えると、既存吸込水槽の流速が速くなり、ポンプに有害な水中渦や空気吸込渦が発生する危険性が高まります。そのため、渦発生の有無及び対策について、様々な流体の動き・状態をシミュレーション可能なCFD(数値流体解析)にて検討します。
    CFDは、コンピュータ性能及び解析技術の向上によって高精度化が進んでおり、水槽模型試験に代わる技術として注目されています。渦抑制対策としては、従来のコンクリート製渦流防止板の他にも、ポンプ本体で渦を防止できる二重ラッパ管・渦対策リングでの検討も予定しています。

    また、既設横軸ポンプから立軸ポンプ(減速機搭載形)へ更新することにより、同じ一床式建屋に設置することが可能で、始動性がよく省スペースを実現しています。現在は平成29年2月の完成へ向け設計が進められています。

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  • [ 2015.3 ] スズキ株式会社向けエコポンプ11台受注

    スズキ株式会社向けにエコポンプ11台を受注しました。スズキ株式会社は四輪車・二輪車の両方を生産している世界でも数少ないメーカです。四輪車では、小さく・軽く・燃費がよく・CO2の排出も少ないクルマづくりのベス トを追求し、地球規模で広がる環境問題に配慮した製品づくりに力を入れています。

    国内生産拠点は、本社のある浜松市付近に集中して6工場、その他関連工場が多数あり、四輪車は年間約104万台、二輪車は年間約17万台が生産されています。エコポンプ採用のきっかけは、湖西工場、大須賀工場、相良工場をはじめとする全工場の省エネご担当者が集まる会議の場において、トリシマのエコポンプを搭載したデモ車による説明会でした。この説明会では実際にエコポンプと既設ポンプを同時に運転し、その時の消費電力差を見てエコポンプの省エネ効果や運転音が静かなことを確認され、高い評価をいただきました。

      その後、大須賀工場では既設の冷却設備用ポンプにおいて大きな省エネ効果が期待できるためエコポンプ4台を採用いただき、その他、磐田・高塚工場並びにグループ各工場も含めると今年度は合計11台のエコポンプの受注となりました。納入後の省エネ効果にも満足いただいており、各工場・グループ会社でもトリシマのエコポンプが認知され、検討さ れることが増えてきています。今後も「エコポンプによる省エネ」でスズキの各工場における省エネ、環境保全に貢献していきます。

    ポンプ名称 SCMボイラ用給水ポンプ アルミ循環ポンプ 生型循環水ポンプ
    口径・形式 MMK40/4 CAL80-240 CAL65-310
    台数 1台 2台 2台
    吐出し量 18.4m³/h 120m³/h 90m³/h
    全揚程 120m 24.7m 33m
    原動機容量 11kW 15kW 15kW

    他6台

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  • [ 2015.3 ] パンパシフィック・カッパー株式会社佐賀関製錬所向け
    自家発電設備用ボイラ給水ポンプ受注
    ポンプ名称 ボイラ給水ポンプ
    口径・形式 MHD100/4E
    台数 1台
    吐出し量 125m³/min
    全揚程 587m
    原動機容量 290kW

    パンパシフィック・カッパー株式会社佐賀関製錬所向けボイラ給水ポンプを受注しました。

    パンパシフィック・カッパー株式会社は2000年10月に設立されたJX日鉱日石金属株式会社と三井金属鉱業株式会社が出資している銅事業会社で、銅に関する資源開発から原料調達、生産および販売まで一貫した事業を展開しています。大分県大分市にある佐賀関製錬所は、1916年に開設、高品質の銅の生産拠点として世界でもトップクラスの技術力、コスト競争力、生産性を誇り、厳しい環境規制に対応した製錬所です。

    佐賀関製錬所では自家発電設備用に現在5台のボイラ給水ポンプ(排熱ボイラに高圧水を給水するポンプ)が稼働しており、そのうちの1台がトリシマ製のポンプです。
    今回、老朽化したポンプ更新計画に際して、トリシマは省エネルギー及び設備改善等につながる技術協力を計画当初から行いました。ポンプをそのまま更新するのではなく現在の生産ラインの状況に合わせて給水量、吐出圧力を最適化し、日常メンテナンスを省力化するため軸封部にメカニカルシールを採用したトリシマの高効率ポンプを提案しました。
    また、複数台のポンプの運転をポンプ1台の運転に集約することによる省エネも提案し、それらによる運転コストの低減、維持管理性の向上を評価いただき受注に至りました。

    今回受注したポンプは今年10月の納入予定でトリシマのポンプの活躍が大いに期待されています。

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  • [ 2015.3 ] サウジアラビア王国のJubail-2 Main Seawater Cooling Pumping Station向け
    海水冷却水ポンプおよび付帯機器、電気設備棟の設計・製作・据付工事・試運転一式を受注
    ポンプ名称 Seawater Pump
    口径・形式 SPV1800
    台数 2台
    吐出し量 34,500m³/h
    全揚程 23m
    原動機容量 3,100kW

    Torishima Service Solution FZCOがサウジアラビア王国のJubail-2 Main Seawater Cooling Pumping Station向け、海水冷却水ポンプ(φ1800mm立軸斜流ポンプ)2台、付帯する機械・電気・計装品及び電気設備棟の設計・製作・据付工事・試運転一式を受注しました。

    最終納入先のMARAFIQはサウジアラビア王国当局により1970年代に設立された水・電力公社で、ジュベイル市とヤンブー市の2大都市を管轄しており、海水冷却システム、海水淡水 化、発電、送配水の事業の開発、建設からオペレーション・メンテナンスまで一括して管理しています。

    本ポンプ場があるジュベイル市は、サウジアラビア王国の首都リヤド市から東へ約500km離れたアラビア湾に面し、市から西に約1200km離れた紅海に面する工業都市ヤンブー市まで アラビア半島を横断するパイプラインを通して産出ガスと産出油を供給する設備があります。本ポンプ場は現在のところ、既設3台及び、それらと並列運転される今回の2台のポンプ設備で構成され、海水を取水し、ジュベイル市の産業用冷却水を圧送する施設です。

    今回納入するポンプ2台は、回転数制御により広範囲に吐出流量を調整し、変動する冷却水量を効率よく供給できる設備として期待されています。また、中東特有の腐食性の高い海水に耐えられるよう、ポンプの接液部主要材質にスーパー二相ステンレス鋼を用いた設計としています。
    現在、2016年6月のプロジェクト完成に向けて機器・建設工事の設計・調達を進めており、完成後はジュベイル市の更なる発展が期待されます。今後、顧客要求に迅速に対応することで信頼関係を構築し、さらなる受注に繋げていきます。

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  • [ 2015.3 ] 香港DSD(下水道局)Stonecutters Island 汚水処理場向け
    ポンプ逆転水車を受注
    ポンプ名称 ポンプ逆転水車(立軸軸流)
    口径・形式 IST-PGV900×800
    台数 1台
    吐出し量 1.15m³/s
    全揚程 3m
    原動機容量 21kW

     酉島香港有限公司(THK)が香港特別行政区政府下水道局(以下DSD) Stonecutters Island 汚水処理場向けポンプ逆転水車(IST-PGV900×800、立軸軸流)を受注しました。
    Stonecutters Island汚水処理場内には、1995年から行われたStrategic Sewage Disposal Schemeプロジェクト(SSDSプロジェクト)にて建設された2つのポンプ場が存在し、トリシマ製の大型ポンプが多数稼働しています。

    今回受注した水車は、トリシマ初の立軸軸流ポンプ逆転水車となっており、汚水処理場内の初期沈殿槽横に設置される予定です。沈殿槽からアウトフォールへ流れる初期処理水の落差を利用して発電を行います。
    香港ではトイレのフラッシングに海水を使用するため、汚水には海水成分が含まれています。本案件では海水成分が含まれた初期処理汚水を発電に利用するため、水車本体はオール二相ステンレス製となっています。また、発電機には、効率が高くコンパクトな設計が可能な永久磁石タイプ発電機を採用し、インバータを用いた回転数制御による流量調整が可能です。
    トリシマは2012年度に香港特別行政区政府水道局(以下WSD)向けに立軸両吸込ポンプ逆転水車を1台納入しており、現在まで安定した発電を続けています。その技術力が評価され て、今回のDSD向け案件の受注へとつながりました。

    香港では、WSDやDSDなど、水を扱う部署での再生可能エネルギーへの関心が高まっており、今後水車の需要が増えることが予想されます。今回の案件を成功させ、今後も香港の経済発展に貢献していきます。

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  • [ 2015.2.13 ] 「エコポンプニュース」Vol.54
    「ポンプdeエコ」が省エネ大賞経済産業大臣賞受賞!!
  • [ 2014.2.12 ] トリシマがテレビ東京「戦士の逸品」で紹介されました。

    「戦士の逸品」は、日本の経営者や各界の代表人物が出演し、自らの仕事の原点や転機となった“逸品”を紹介する番組です。ここで、当社代表取締役社長原田耕太郎の逸品が取り上げられ、原田自らが事業に対する志を語りました。

    放送日:1月27日(火)夜10時54分から11時まで(テレビ東京)
         2月3日(火)夜9時54分から10時まで(BSジャパン)

    テレビ東京のスマートフォンサイトではテレビでの放送内容「戦士の逸品」に加え、「特別編」と「チカラめし」をいつでも視聴できます。

    ■ テレビ東京「戦士の逸品」スマートフォンサイト
      www.tv-tokyo.co.jp/senshi/index2.html
     
      
    ■ 内容
     「戦士の逸品」…社長の逸品とは?
     「特別編」…30%もの電気代削減を実現したエコポンプとは?
     「チカラめし」…社長のチカラめしとは?

    スマートフォンでぜひご覧ください。

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  • [ 2015.2.5 ] 組織改訂ならびに人事異動に関するお知らせ
  • [ 2015.2.5 ] 2015年3月期 第3四半期 決算短信
  • [ 2015.2.5 ] 営業外収益(為替差益)の計上に関するお知らせ
  • [ 2015.01.19 ] 平成26年度省エネ大賞(製品・ビジネス部門)
    経済産業大臣賞(ビジネスモデル分野)受賞